NTTはグローバル企業として責任を果たせ
第34回NTT株主総会で宣伝
 
株主総会会場前で訴える宇佐美俊一委員長=6月25日、東京
 
 第34回NTT株主総会は6月25日、東京都内で開催され、通信産業本部は会場前で宣伝行動を行いました。

 宇佐美俊一通信産業本部委員長は、「NTTは大株主への莫大な利益提供と企業利益拡大だけを最優先する経営姿勢を推進している。
 労働者の生活向上や職場環境改善で、働きやすい職場づくりには目を背け、労働者に犠牲を押し付けている。
グローバル大企業として社会的責任を果たし、違法な対応を是とする経営姿勢を改めるべきである」と訴えました。

 株主総会で岡本宗和書記長が、前経済産業審議官柳瀬唯夫氏の社外取締役就任について「澤田社長が2月7日の記者会見で、自ら就任要請をしたとなっているが、加計学園問題で疑惑の人物と言われた元首相秘書官に就任要請するはずもなく、筆頭株主である政府からの要請に対し、忖度したのではないか」と質問したところ、澤田社長は「もともと知人であり、自分からお願いした」と説明。他の株主からも同様な発言が続きました。

 岡本書記長はさらに「安倍首相も70歳まで継続雇用という発言をしている今日、NTT西日本をはじめ4社は、60歳定年解雇を行い、65歳までの継続雇用をしていない。
 2013年に施行された改正高年法に対する法律違反だ」と訴えました。