NTT雇用継続者に、またもや
不当な遠隔地配転を強行
NTT東西会社・4月1日
通信労組・抗議の指名スト
 
 NTT東・西会社は、4月1日、「50歳退職・賃下げ再雇用」制度によるNTT雇用継続者に、またもや不当な遠隔地配転を強行しました。
 この不当配転は、2002年以来続けられている「50歳退職・賃下げ再雇用」が大元にあり、違法・脱法の制度を理由とした不当な配転が8度も続けられることは断じて許されません。
 通信労組はこの間、NTT東・西会社に対して、要望書の提出や団体交渉等を通じて、NTT雇用継続者の配置に際し、本人の意向や健康、家族の事情が十分配慮されるよう求めるとともに、本人同意のない異職種・遠隔地配転が断じて行われないよう追求してきました。
 それにも関わらず、またもや報復・見せしめの遠隔地配転が強行されたことは断じて容認できません。こうした不当配転に断固抗議するとともに、本日、指名ストライキを行います。今回強行された配転は、これまで繰り返されてきた配転と同様に業務上の必要はなく、地方から首都圏・近畿圏への集中配転も、首都圏から新潟への配転にも合理的な理由はありません。
 遠隔地への配転に当たっては、育児や介護の事情に配慮を行うことが法律で義務付けられていますが、NTTは「残った者で代わりは可能」、「通勤なら介護はできる」と、切実な訴えにも耳を傾けようとはしていません。
 「退職・再雇用」に応じなかったことを理由に、本人の意向や家族の事情まで無視して報復・見せしめの遠隔地配転を続けることは許されません