JMITU第1回中央委員会を開催 
産別の総力で要求の実現を
 
中央委員会で挨拶する三木陵一中央執行委員長=6月1日、熱海市
 
 JMITU2019年度第1回中央委員会が、6月1日、2日に熱海市で開かれ、19春闘の取り組みの討論と交流が行われました。
あいさつに立った三木陵一中央執行委員長は「今年の春闘は賃下げ・春闘解体の攻撃の中での闘いとなった。
産別統一ストライキを通して、昨年実績を上回る回答を引出したところも少なくない。

 同時に組合員の減少や世代交代などの影響もあり、統一行動の規模が弱まっていることも否めない。

 産業別統一ストライキの意義と重要性を全組合員のものとしていくととともに、次代の担い手作りが求められている。

 組織建設の課題では未組織の組織化や中立・連合労組からの加入などがあり前進した。

 定期大会までに増勢で迎えよう。
また、7月に予定されている参議院選挙の結果しだいでは、消費税10%増税中止、9条改憲を阻止することが可能。

 全組合員が選挙に参加(投票)して政治の転換を」と訴えました。
 討論では、各地本、支部から「パワハラのない職場」「気持ちよく働き続けられる会社にしたい」と組合が結成された(長野ダイハツモータース支部)。

 「低賃金改善、賃金体系公平化」を求め結成(秋田臨海商事支部)。

 「職場討議を強化する中、十数年ぶりにストライキに立ち上がった」(東京電機支部)。

 「住宅手当・家族手当の増額を勝ち取った」(文化シャッター労連)。

 春闘アンケートを始めて取り組み、職場の声にもとづき要求する中で、昨年の2倍6500円の賃上げと、若年層の賃金是正を獲得」(長原電設支部)等々、春闘での運動の成果や、組織建設について報告されました。

 最後に「消費税10%中止!9条改憲阻止!参議院選挙で安倍政権の退陣をめざす決議」を採択し閉会しました。

 通信産業本部・工藤郁夫中央委員の発言

 通信産業本部では19春闘アンケート活動が各支部・分会で取り組まれました。

 宮城、広島では料金受取人払いの封書を活用し、多くの返信がありました。

また神奈川では社宅を訪問し結びつきを強めています。
アンケートには「地域会社採用社員だが賃金格差がありすぎる」派遣社員からは「スキルのある先輩が退職し仕事が回らない」派遣社員は「契約金が上がっているのに賃金は上がらない。

 何のために働いてるのか疑問」等、多くの「声」が寄せられています。
また、労働相談も増えています。

 組合員の拡大が急務となっていることから、職場の仲間へ通信産業本部を紹介するとともに、結びつきが持てるようなチラシを現在作成中。

 各地域で大量宣伝を計画しています。