不当労働行為事件和解となる | |
尼崎地区労連へ報告とお礼後に宣伝カー前で。横断幕には大園さんを地元へ返せ!! 右から中林分会長、岩郷事務局長、大園副委員長=9月24日 | |
福岡県地方労働委員会が、交渉窓口の大園公生副委員長を2011年7月25日付けで兵庫県尼崎市の兵庫マーケティングセンタへ配置したのは不当労働行為でありただちに福岡へ戻せ。と救済命令を出したのを不服として、NTT西日本が中央労働委員会に再審査を申し立てていた不当労働行為事件は、9月9日に和解が成立し大園副委員長は10月1日付けで地元福岡市へ戻ることができました。 和解内容は10月1日に大園さんを福岡エリアに配転させること。会社と組合は、和解成立をもって紛争が円満に解決したことを確認するものです。和解により初審命令は取り消しになります。 9月24日に辞令が発令された大園さんは、「2年2ヵ月という短い期間で福岡に戻れてよかった。みなさんに感謝したい」と兵庫支部や尼崎地区労連に報告とお礼を述べました。 増田二郎兵庫支部委員長は、「憲法に保障された労働組合ならではのたたかいでした。支部は、福江耕一郎書記長を先頭に兵庫分会が尼崎労連の協力も得て週3回の宣伝カー運行(12年3月末まで)月2回のビル前宣伝と1回のJR尼崎駅前宣伝を継続してきました。大園さんには、兵庫で経験したことを福岡に戻っても活かし頑張っていただきたい」と激励しました。 原則を守り事績を残してたたかう 代理人の井下顕弁護士は「中労委において、大園さんを福岡に戻すという画期的な和解となることができたのは、福岡県労働委員会が明確に不当労働行為性を認定したからです。 福岡県労委は、福岡支部の団交窓口が果たしてきた役割、とりわけ支部のみなさんが一貫して追求し、実践してきた団交窓 口の対面交渉を正面から評価しました。 原則を守ってたたかう、しっかり事績を残す、少しの不当労働行為の表れに対して毅然と対応する、こうした日々の組合活動の積み重ねが、福岡県労委の判断を引き出したと思います。 今後の大園さん、福岡支部のみなさんの益々のご活躍を期待します」と寄稿されました。 石橋勇一郎福岡支部委員長は「福岡支部の大園副委員長に対する、不当配転の闘いは、中央労働委員会において、和解することができました。二年間にわたる闘いでしたが、昨年の37回全国大会で支援の訴えをして以来、皆様からの物心両面でのご支援がこの和解を引き出させたものです。 あらためて全国の組合員や本部役員の皆様にたいし、福岡支部を代表してお礼申し上げます。 今後、大園副委員長は、福岡支部の中核として活動していきますので、引き続きご支援をお願いいたします」とお礼を寄せました。 |
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