5.22争議総行動
大阪から争議なくそう 早期解決を求めて 5月22日
 
NTT西日本本社に集まった110人の支援者
 
  大阪から一日も早く争議をなくし争議を起こさない職場を作るため、5月22日に、大阪労連と大阪争議団共闘は「大阪争議支援総行動」を取り組みました。
 
  この日は朝から、淀屋橋と裁判所前での早朝宣伝と中之島でのスタート集会、争議解決のための企業要請をしました。
 NTT西日本本社前での集会には、争議をかかえた組合など26団体110人が集まりました。

 大阪労連の川辺和宏議長は主催者あいさつで「NTTへの要請は11万人リストラから十数年行っている。大企業NTTで常軌を逸脱した労働者いじめや組合攻撃は止めるべき、もともと公営企業であり、他に範を示すべきだ。企業の社会的責任が厳しく問われている中、一日も早く係争の解決を求める」と述べました。その後IBM前でロックアウト解雇とたたかう労働者を支援しました。
 
企業要請模様
●ダイキン工業本社へ抗議・要請
偽装請負の是正指導後、直接雇用の期間満了を理由に契約打ち切り。地位確認等の争議は、最高裁の場へ

●アンフィニ 資生堂へ抗議・要請
 資生堂鎌倉工場で働く労働者が、減産通告による解雇 横浜地裁にて地位確認等。7月10日判決

●日経メディアプロモーションへ抗議・要請
 定年継続雇用者の労働条件改善を求めた闘い

●天雲産業へ抗議・要請
 2006年組合の合意なしに新人事/賃金制度を導入。2007年「地位不存在」で大阪地裁・高裁に勝利。2014年1月最高裁が会社の上告を棄却。2012年夏季一時金から未回答・未支給が続き大阪地裁に提訴 
 
●NTT西日本へ抗議・要請模様
 1.大阪労連より14春闘における会社回答には、ガッカリしたとの発言に始まりました。

 2.寝屋川分会・組合員の毎日通勤時間7時間45分の是正。50歳賃下げ・再雇用制度のなくなった今、地元である和歌山で働ける環境づくりをおこなうべき。地元の同級生で、中之島で働く社員は、帰りだけ特急料金が支給されている。労働者によって異なるのか。なぜ違うのか。

 3.兵庫分会・組合員は、福岡に持家がある状況で、2009年兵庫センタへ配転させられ、家族赴任となった。 社宅(傾斜使用料)が1.4倍で8000円も余分に取られている。賃金も上がらない状況において、納得もできない、地元の福岡には、福岡センタがある。元々、傾斜使用料を提案した会社の言い分は、持家をもっと普及してもらうのが目的といっていた。このような長年の社宅生活を想定していなかったはずである。

 4.現在、雇用継続裁判の係争中のため、会社は発言できないかもしれないが、昨年度60歳労働者(50歳時、再雇用選択者含む)は、無年金時代を迎えている。875円・885円契約社員も賃金の底上げをおこなうとともに、継続雇用を認め、社会的責任をはたすべきである。

 5.契約社員Dについても、通勤費は必要なものである。100%の支給実現にむけて、地域子会社へ積極的に改善指導を行う事。