9条壊すな 憲法守れ
施行70年の憲法集会に5万5000人 (東京・5月3日
 
憲法集会に集まったJMITUの各組合 東京有明
 
 現憲法が誕生して今年で70年を迎えました。安倍首相が「憲法改正」を発表する中、憲法を守り共謀罪廃案にと、5・3憲法集会が各地で開かれ、東京・有明では5万5000人が参加しました。
 
 憲法改悪を阻止し憲法の精神を広げよう
 各界の7氏がリレートークをおこないました。
 ファッション評論家のピーコさんは「憲法を守らなくてはいけない人が憲法を守っていない。
憲法を改正することは許しません」とのべ、

 映画「母」の監督、山田火砂子さんは「いま85歳で戦争を知っている。B29が400機来て自分の家が燃えた。
子どもを守るためには戦争をしないことです」と語りました。

 弁護士の伊藤真さんは「日本国憲法は大事なインフラです。
国家は一人ひとりの幸せのためにあるという憲法の考えが覆されようとしている。
私たちの手で憲法の輝きを増していかなければならない」と訴えました。

 中央大学教授の植野妙実子さんは「憲法が変えられずに今日まで私たちの生活を支え続けていることこそが、正しい憲法であったと証明している。
憲法改悪を阻止し、一緒に憲法の精神を広げていきましょう。」と呼びかけました。 
 
「共謀罪」は言論・表現の自由の規制にある 
 
 「共謀罪法案に反対する法律家団体連絡会」の弁護士、米倉洋子さんは「共謀罪」法案の本質は国民の言論、表現、団体行動の規制にある。
監視活動が一気に広がる。
憲法で保障された思想・言論・表現の自由、平和のうちに生存する権利を守るの「不断の努力」です。
70年前の先輩たちの思いを引き継いで必ず廃案に追い込みましょう」と訴えました。

 政党からは民進党の蓮舫代表、日本共産党志位和夫委員長、自由党森ゆうこ参院議員会長、社民党吉田忠智党首、「沖縄の風」伊波洋一幹事長参院議員があいさつしました。