なくせ貧困! 2.13総行動(2008.2.13)
寒風の中、3000余名参加で
各省庁前要求行動、銀座パレード、デモ行進
2月13日・東京日比谷野外音楽堂
 
 
「なくせ貧困! 2.13総行動」決起集会プログラム
12:00 開会
主催者挨拶(坂内全労連議長)
連帯挨拶
 日本共産党
 反貧困ネットワーク
 建設首都圏共闘
決意表明
 全労連青年部
 全労連女性部
 パート・臨時労組連、生存権裁判原告団、農民連、全商連、民医連
集会アピール
 閉会挨拶(高田公子・新日本婦人の会会長)
行動指示
3:00閉会
(日比谷野外音楽堂から各省庁前要求行動、銀座パレード)
 総務省、財務省、農林水産、厚労省

なくせ貧困!2.13総決起集会アピール
 
 いま、日本では貧困が大きな社会問題になっています。生活保護世帯が100万件を突破し、労働者の賃金が9年連続で下がる中、年収200万円以下の労働者が123万人に達しました。そして、日雇い派遣、偽装請負、雇い止めなど、労働者がぼろ切れのように使い捨てられる事態がすすんでいます。
 苦しいのは労働者だけではありません。いま、お米の値段がどんどん下がり、500ミリリットルの水が137円なのに、同じ量のお米の値段は91円にしかなりません。農民の1時間あたりの労賃はわずか256円です。 
 大企業が史上空前の大もうけをしている一方で、中小零細業者も下請け単価の切り下げ等で経営困難に苦しんでいます。
 また、政府は75歳以上の高齢者に重い負担や差別医療を押し付ける「後期高齢者医療制度」などの医療改悪をすすめようとしています。
 世界で第2位の経済大国と言われるこの日本で、労働者も農民も業者も障害者も高齢者もまともに暮らせない、まともに生きられないという状況が進んでいます。
 さらに、地方・地域の格差も広がり、多くの地域から学校、保育所、郵便局、そして病院が無くなり、住民が公務・公共サービスを受けられない事態がすすんでいます。 
 私たちは、本日、「なくせ貧困」を共同のテーマに、2008年度予算が国会で審議されている時に、政府・財界に対し要求実現を求めて総行動に立ち上がりました。
 私たちは、貧困撲滅のため、次の「7大要求」の実現を求めます。
@最低時給1,000円を速やかに実現し、最低保障年金制度を確立すること
A日雇い派遣禁止など派遣労働者保護法を制定すること
B後期高齢者医療制度を中止・撤回すること
C生活保護の老齢・母子加算廃止を取り消すこと
D消費税増税反対・庶民減税の実現と暫定税率廃止、下請単価改善・原油高騰対策など
 生活者・中小業者重視の景気対策を具体化すること
E農産物の価格保障など食料自給率向上の施策を具体化すること
F教育、医療、福祉などの公共サービスを拡充すること
 9条をはじめとした憲法改悪に反対し、憲法25条で規定された健康で文化的な最低限度の生活を保障するために、国民的な共同で、08国民春闘、貧困撲滅、最低限度の生活を確立するたたかいをすすめましょう。
 一部の大企業が1人勝ちする社会ではなく、すべての労働者・国民が幸せになれる社会を実現するために、国と地方の政治の民主的転換をはかりましょう。
2008年2月13日
なくせ貧困!2・13総決起集会