新年あけましておめでとうございます
金権腐敗の自民政治を終わらせ
大幅賃上げで国内経済回復を
 
 新年のごあいさつ
 
 JMITU通信産業本部委員長 宇佐美 俊一
 
  能登半島地震で犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表します。
  被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。
 
 
  2023年は前年度に続く異常な物価高騰で、11月には27カ月連続の消費者物価上昇となり、実質賃金は10月で19カ月連続のマイナスを厚労省の毎月勤労統計調査が示し、96年のピーク時から年64万円もの減少となっています。

  その一方で、大企業の内部留保は511兆円を超え、ぼろ儲けを続けています。国内経済は家計消費の落ち込みによる停滞で経済成長ができず、悪循環が続いています。財界中心で国民の声には聞く耳をもたない自民党政治の結果です。

  昨年末、しんぶん赤旗の報道をきっかけにして、政権与党自民党のパーティーに名を借りた政治献金と裏ガネ作りが発覚しました。

  国民生活が困窮するもとで、大企業などから多額の献金を受け、数千万円もの裏金を政治家個人が自由に使えるカネとしてため込むという、金権腐敗政治が長年続けられていたことが明らかになりました。

  岸田自公政権が閣議決定した2024年度予算案は、軍事費を約1・1兆円増やし8兆円に迫る増額を行いながら、年金は物価上昇にも及ばない改定率で社会保障費は1400億円も削減、批判が強い大阪万博に946億円もつぎ込んでいます。

  24春闘アンケートでは社員や非正規社員から「春闘では賃金を上げて欲しい」との切実な要求が示されました。

  24春闘は大幅賃上げ要求を掲げ、多数の労働者の声を結集してたたかうと同時に、金権・腐敗の自民党政治に終止符を打ち、労働者・国民のための政治を実現するために運動を強めます。