08国民春闘、全労連・春闘共闘「全国統一行動」 |
東京のうたごえの皆さんによる歌声披露 |
「ワーキングプア」に象徴される貧困と格差が社会問題となり、労働者・勤労国民の苦しみの原因が、政府・財界によって強行されてきた「構造改革」にあることが、より鮮明になるもと、私たち通信労組は、2008年国民春闘共闘に結集する仲間・180万労働者と共に、「なくせ貧困、ストップ改憲!つくろう平和で公正な社会」を統一スローガンに、労働者・国民の切実な要求実現と、日本の政治・経済の歪みを正すことを掲げ、本日、ストライキを軸にした全国統一行動にたちあがりました。 いま、日本の労働者・国民の生活は、小泉構造改革以来つづいた自公政権による悪政と大企業の横暴によって、大量の失業者と非正規雇用労働者を生み、個人消費の長期低迷、中小企業の倒産再燃、生産者米価の下落、燃料の高騰など深刻な生活危機に見舞われています。 一方大企業は、こうした状況下でも、01年から06年の5年間で経常利益を2倍の32兆8千億円に伸ばし、内部留保も217兆8千億円としています。トヨタ、東京電力、キャノンなど主要企業の純利益と内部留保は過去最高水準を記録し、株主配当を増やし、役員報酬だけを引き上げており、まさに、利潤の集中、大企業の「ひとり勝ち」状態をつづけています。 NTTは、違法・脱法の「50歳退職・賃下げ再雇用」制度の実施を継続するとともに、「成果・業績主義」賃金によって一層の賃金格差を拡大し、労働者に多大な犠牲を押しつける一方、07年3月期グループ連結決算では税引前利益が1兆1380億円、内部留保を8兆6988億円とし膨大な利益を上げています。 通信労組は08春闘に際し、NTTグループ労働者の切実な要求である一律3万5千円の賃金引き上げ、派遣・パートなどの非正規雇用労働者の時間賃金250円以上の引き上げをはじめ、「成果・業績主義」賃金の廃止、「50歳退職・賃下げ再雇用」制度の廃止、情報通信の公共性を守れ、などの要求書をNTTグループ45社に提出し、団体交渉の強化、全組合員による宣伝行動などを背景に、その実現を求めてたたかってきました。また、「全労連統一要請書」は組合員のいない会社も含めNTTグループ280社に対して提出しました。しかし、NTTグループ各社は、回答指定日である3月12日まで、全くこれらの要求を受け入れようとしない「ゼロ回答」となっています。 通信労組は、NTTグループ各社の誠意のない「ゼロ回答」に怒りを込めて、08国民春闘共闘に結集する180万の仲間と固く団結し、全国35都道府県、28支部、179事業所で523名の組合員が、本日、始業時から10時までのストライキに突入することをここに宣言します。 |
2008年3月13日 |
通信産業労働組合 支部 「スト突入決起集会」 |