NTT西日本会社が通信労組に謝罪(誓約書手交)
「不当労働行為は今後行いません」と約束
6月13日
 
 6月13日NTT西日本は、通信労組との中央団体交渉に於いて、最高裁判所が5月23日に確定した中労委命令に従い、今後、通信労組に対する不当労働行為を繰り返さないことを誓約する文書を中央本部山田委員長に手交しました。
 NTT西日本は、2002年に「50歳退職・賃下げ再雇用」制度を導入しましたが、その際、通信労組に対して資料提示や説明で他労組と差異を設け、団体交渉の設定や交渉においても誠実さを欠き、中労委から不当労働行為と断罪され誓約文書の手交を命じられていました。
 通信労組が勝ち取った中労委命令は、複数組合併存化での使用者の交渉態度や配転の事前協議について中労委が初めて判断を示したもので極めて画期的なものです。
 NTT西日本はこの中労委命令を真摯に受け止め、こうした不法な対応によって導入された「50歳退職・賃下げ再雇用」制度を直ちに廃止するとともに、業務上の必要性のない遠隔地配転を直ちに撤回すべきです。
 
山田委員長に誓約文を手交する会社代表(2011年6月13日)

NTT西日本社長名の誓約文