通信労組機関紙

機関紙「通信労組」

「通信労組」第516号(2024年5月10日)

物価上昇を上回る賃上げを
大軍拡・大増税ＮＯ！
第９５回メーデー

「提言」
世界中の人々の願いは
紛争の無い平和な世界

東京・夢の島を出発
２０２４年原水爆禁止国民平和大行進

「鳴動」

「2面」

団体交渉報告

各地のメーデー【１面続き】

２０２４年原水爆禁止国民平和大行進

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読者からのお便り

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物価上昇を上回る賃上げを
大軍拡・大増税ＮＯ！
第９５回メーデー

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集会後デモ行進するＪＭＩＴＵ組合員のみなさん（5月1日、東京）

　「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」のスローガンを掲げ、第95回メーデーが５月１日、全国で開かれ東京・代々木公園の中央メーデーには雨のなか１万２０００人（主催者発表）が参加しました。

　集会後、３コースをデモ行進し大幅賃上げ、軍拡反対などを訴えました。

　主催者あいさつした小畑雅子全労連議長は、全労働者の賃上げを求めストライキを構えたたかう24春闘の高揚のなかで迎えたメーデーだと強調。

　政府財界が、労働時間や働き方の基準を「労使自治」の名でなし崩しにしようとしている。

　「反撃の体制を整えよう」と呼びかけました。

　岸田政権の戦争国家づくりに反対し、「総選挙、都知事選で労働者・国民の要求が実現できる政治への転換をもとめよう」と訴えました。

■兵庫支部

　小雨の中、第95回兵庫県中央メーデーが神戸市中央区のみなとのもり公園で一〇〇〇人の参加で開かれました。

　通信労組からは週休の新入組合員・ＯＢ13名が参加。

　大軍拡やめろ・インボイス制度の廃止、保険証の廃止撤回などをアピール。集会後、参加者で懇親を深めました。

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「大軍拡やめろ」などをアピール

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世界中の人々の願いは
紛争の無い平和な世界

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　４月17日ＮＴＴ法の一部改正法案が可決・成立しました。

　これにより外国人役員を３分の１未満までの登用が可能、社名変更可能と役員の選任・解任も事後届に緩和、研究推進と成果開示責務も廃止となります。

　さらにＮＴＴ法の廃止を含め制度のあり方について検討を加え、次期通常国会で法案を提出することを附則とし、ＮＴＴ法廃止を含めた論議が加速しています。

　わずかな質問時間のなかで日本共産党から、今回、ＮＴＴ法の一部改正を急ぐのは、ＮＴＴの新基盤技術ＩＯＷＮを防衛省が安全保障に活用するために研究成果をブラックボックス化する必要があるためと指摘、同時にＮＴＴ法の廃止を含めた制度に検討を加え次期通常国会に法案を提出するとした「附則」は、法の廃止に布石を打つものだと反対を表明しましたが、自民・公明・立民・維新・国民の賛成多数で可決・成立しています。

　岸田政権が軍拡路線を突き進み軍事費を世界第２位の規模にまで引き上げ、他国を攻撃できる兵器を増備し、兵器開発と輸出まで国民に問うことなく閣議決定だけで推し進めています。戦争国家への歩みストップ、核兵器禁止条約への参加を求めて、原水爆禁止国民平和大行進が始まっています。

　「武力で平和はつくれない・平和といのちと人権を」とのスローガンで開かれた24憲法大集会での市民の力を結集し、岸田自公政権とその補完政党が推し進めようとする軍拡路線に政権交代で終止符を打ちましょう。

　この様な感覚だからコンプライアンスを遵守出来ない企業が生まれるのです。

　反省を促したい。

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◆	東京・夢の島を出発２０２４年原水爆禁止国民平和大行進

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決意表明する大村美恵さん＝５月６

	２０２４年原水爆禁止平和大行進が５月６日、東京都江東区の夢の島から広島に向けて元気に出発しました。　出発集会の開会あいさつで、原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会の高草木博さんはロシアによるウクライナ侵略やイスラエルのガザ侵攻など無法な殺りくが続くなかで「被爆国であり戦争放棄の憲法を持つ日本が核兵器禁止条約へ参加する選択を国民の多数は望んでいる」と訴え、「日本の核兵器禁止条約参加の実現に向け、連帯しよう」と呼びかけました。　日本原水協の土田弥生事務局次長は、日米両国での平和行進の取り組みについて、バイデン大統領と岸田政権が大軍拡を狙うもとで平和を求めて日米の市民が連帯することは重要だと話しました。　日本原水爆被害者団体協議会の家島昌志理事は「全国の被爆者の平均年齢は85歳を超えました。　日本が核兵器禁止条約に加わり核保有国を説得する立場に回るよう訴えましょう」と呼びかけました。　２０２４年原水爆禁止平和大行進が５月６日、東京都江東区の夢の島から広島に向けて元気に出発しました。　出発集会の開会あいさつで、原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会の高草木博さんはロシアによるウクライナ侵略やイスラエルのガザ侵攻など無法な殺りくが続くなかで「被爆国であり戦争放棄の憲法を持つ日本が核兵器禁止条約へ参加する選択を国民の多数は望んでいる」と訴え、日本の核兵器禁止条約参加の実現に向け、連帯しようと呼びかけました。

	■平和を願い歩きたい

	東京―広島コースの通し行進者で通信産業本部の大村美恵さんは「義父が長崎で入市被爆し、夫は被爆２世、私の次男は生後３時間で亡くなりました。　義父と次男のために平和を願い歩き通したい」と決意を述べました。

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鳴動

「2面」

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団体交渉報告

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　　■ＮＴＴ西日本

　３月17日、ＮＴＴ西日本と大阪市内で低額回答の再検討を求め団体交渉を実施。

【組】３月14日、一人平均１１０００円の賃金回答の翌日にマスコミ報道で７・３％引き上げ月額３万９３００円との報道には乖離がある。

【会】報道発表したのは持株会社であり、詳細まで判らないが今春闘の賃金改定分とそれ以外も含めて算定していると聞いている。

【組】賃金回答１１０００円と査定昇給・評価等含め２７０００円との差額１６０００円の算定根拠は。

【会】持株が算定しているので回答を持ち合わせていない。

【組】採用給の30万超えの詳細は

【会】昨年25万円に引き上げた分に今年は住宅補助費分を加えて発表しただけです。

【組】引き上げはしていないのか。

【会】上げていません。

　 ■ビジネスソリューションズ

　４月16日、大阪市内でビジネスソリューションズ（ＢＳ）と低額賃金回答の「再検討要求」等で団体交渉を行いました。

【組】３月14日、ＢＳ社長名による賃金回答で月例賃金等の項目に「無期Ｃ・Ｄについて、一人平均４０００円（Ｃ）・３０００円（Ｄ）改善することとし」との記載で、組合員は月例賃金がアップすると期待していたが、実態は特別手当の「評価反映加算額」の平均額であり当該組合と組合員への誤魔化し回答であり、社長名で修正を求める。

【会】年収ベースの賃金改善として真摯に回答している。

【組】組合は毎年の春闘では、月例賃金引き上げを要求している。年収ベースで回答など求めていない。会社に組合要求に対し真摯にまともな回答をすることを強く申し入れ、修正した内容で賃金回答をするよう求めました。

ＢＳ団体交渉模様＝４月16日

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各地のメーデー【１面続き】

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■岩手分会

国公労連、建交労、通信産業本部の皆さん

■宮城分会

２００団体９５０人が参加

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■神奈川県支部

ゼッケンで完全民営化反対をアピール

■愛知支部

ラップ調のコールで元気よく行進

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■大阪支部

「ＮＴＴ法廃止反対」ビラを配布

■四国支部

今年も横断幕で優秀賞を受賞

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２０２４年原水爆禁止国民平和大行進

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■神奈川県内行進

　国民平和大行進は５月７日午後、東京六郷土手緑地公園にて、東京からの行進者１５０人を神奈川の80人が迎え、神奈川県に引き継がれました。

　東京支部３名、神奈川支部４名の組合員・ＯＢが参加しました。
　川崎市内行進は７日午前から９日まで行われました。

　８日からは、通し行進者の大村美恵さんを先頭に、支部のかかげる通信労組のノボリ、ＪＭＩＴＵ川崎支部の持つリレー旗とともに行進しました。

　「戦争やめろ、核兵器廃止、武力で平和はつくれない」の呼びかけに、車の運転手が「グッジョブ」のサインを返してくれました。

　組合員・ＯＢ延べ８名が参加しました。