機関紙「通信労組」
「通信労組」第328号(2008年9月5日)

なくせ50歳退職再雇用制度
 負けてたまるか!不当な判決、人権侵害
   力を合わせ制度の廃止へ!
第33回定期大会IN京都
 88ヶ月連続拡大に確信を持ち運動の前進へつなげよう
新組合員の声
 モ〜だまっていられない!!
鳴動
国民・利用者のための情報通信と
 労働条件向上を勝ちとろう(第33回定期大会詳報)
委員長あいさつ(要旨)
大会日誌
労働条件の改善と公共サービスの確保めざして
なくせ「50歳定年」 公正判決を求めて運動強化を
組織拡大は要求実現の柱
秋闘勝利、11・13ストの成功を目指してとりくもう
来賓あいさつ(要旨)
2008年度新役員体制
核兵器のない世界に
 原水爆禁止2008年世界大会IN広島
読者からのお便り
フクちゃん コウちゃん

 
なくせ 50歳退職・再雇用制度
 負けてたまるか不当な判決、人権侵害
  力を合わせ制度の廃止へ!

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大阪・励ます集会で歌う飯野さん、金子さん
 
 NTTグループ労働者にとって「50歳退職・賃下げ再雇用」は、労働者いじめそのものの制度です。将来の見えない不安とともに、雇用継続を希望する労働者に対して執拗な退職強要があるからです。2002年5月に始まった違法・脱法の「雇用形態選択」の矛盾は今も続いています。
 
 リストラにどっぷり浸かったNTT労組と労使一体ですすめられる退職。「退職・再雇用」を執拗に迫られ悩んでいる労働者の現状と、制度廃止へのたたかいと結んで、労働組合の真価が問われています。
 
  執拗な退職強要 労災認定を求め要請
 大分支店の竹中さんは5月、労働基準監督署へ「『うつ病』発症が、会社側の卑劣なパワハラスメントを原因とする労働災害である」と認定を求め、8月も監督署と話し合いを続けています。
 竹中さんへの退職強要が、課長や部長らによって昨年の10月から執拗に続けられました。そのため竹中さんは、恐怖心や不安感から不眠、食欲不振、嘔吐をするようになり、「うつ病」を発症。その後も執拗に選択を迫られ、病状が悪化し今年の3月から2ヵ月の療養に及びました。
 退職強要にはシナリオがあります。NTTリストラ裁判で明らかになった、NTT東日本の内部文書は、「雇用形態選択に伴う課題と対処方針」とタイトルが付けられ、西日本でも「同じようなものがあった」(酒井紀雄・現NTT西日本愛媛支店長)とNTTリストラ裁判で証言しました。卑劣な退職をさせる「対処方針」を示した文書です。
 
  「退職・再雇用」に応じなかった労働者には
 NTTは「退職」に応じない社員の多くに異職種・遠隔地配転を強行しました。
 2002年、飯野さん(当時52歳)と金子さん(当時54歳)を片道2時間もかかる埼玉へ強制配転しました。毎日4時間以上の長距離通勤が6年半も続き、体調の不調を訴えるようになりましたが、それでも会社は戻そうともしません。NTTは、いまも業務上の必要のない「見せしめ配転」を続けています。
 
  不当判決・静岡地裁
 8月15日の静岡判決(竹内民生裁判長)では、東京高裁判決の流れを踏襲し、労働者の権利に対する侵害を司法が追認し、6年半もの単身赴任についても不当とはいえない、などとする不当判決が出されました。
不当判決に抗議する原告
 
  働く若い人のためにも
 この報告集会で、鈴木千恵子さん(原告団長夫人)が、家族を代表して「このNTTリストラは自分達が我慢すれば済むものではなく、NTTに働く若い人や、他の企業で働く人の問題だと思いこの6年間闘ってきました。特に最近の世の中を見ると労働不安からか殺伐とした事件が多く、NTTや他の大企業の理不尽なリストラは子どもや孫のためにも止めさせなければと思います」と挨拶し、たたかう家族の絆を強調しました。
 
  勝利の展望を証明
 NTTのもうけ第一主義の経営は、11万リストラを強行したうえ、9万人に及ぶ非正規雇用労働者への雇用の置き換えを進め、労働者犠牲の上に、毎年1兆円以上の利益を計上してきました。
 NTT企業年金裁判で示されたNTTのもうけ第一主義を批判する判決。リストラとの因果関係が認められ「NTTの安全配慮義務違反」が確定した過労死裁判。NTTリストラ札幌裁判(地裁)では、配転に業務上の必要性が無いことや介護等の事情に配慮しなかった点を挙げています。
 私たちが道理と社会正義に基づいて闘うならば、必ず勝利の展望が開けることを証明しています。
 
各地裁判の日程
札幌裁判/札幌高裁
第12回控訴審:10月7日
第13回控訴審:11月25日【結審】
東京裁判/最高裁
静岡裁判/静岡高裁
8月29日【控訴】
大阪裁判/大阪高裁
2009年1月15日【判決】
松山裁判/高松高裁
第2回控訴審:9月29日
奥村過労死裁判/最高裁
札幌高裁【過失相殺(損害賠償)についてのみ差し戻し】
第2回差戻し審:11月7日
「雇用継続」裁判/大阪地裁
第8回口頭弁論:12月1日【結審】
「雇用継続」裁判/東京地裁
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第33回定期大会IN京都
 88ヵ月連続拡大に確信を持ち運動の前進へつなげよう

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あいさつする新役員
 2001年5月から88ヵ月連続拡大と、この1年で40名を超える近年にない拡大で前進するなか、8月30日から2日に渡り、通信労組第33回全国大会が京都で開催されました。山田委員長は、リストラ裁判の状況と闘い、通信の公共性を守る運動、国会情勢と連動した闘い、組織拡大での前進について挨拶しました。討論では、代議員から公共性がないがしろになっている実態や、「50歳問題懇談会」の開催で、組合員が増えている状況などが報告されました。大会はこの1年の運動方針と、新執行部を選出しました。
 
2〜3面に記事
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新組合員の声
 モ〜だまっていられない 「良かったね」と励まされ

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NTT東日本
鈴木政雄さん
 退職再雇用制度が導入された時は仕方が無いかなと思っていましたが、後で先輩に話を伺って驚きました。なぜなら、再雇用と残留の選択が出来ると説明では聞いていましたが、選択が出来ない状態だったというのです。また、同じ年に選択を迫られた友も、後からの話では、選択肢は無かったと聞いています。
 このような事が職場ごとに違って良いものでしょうか。私はならないと思います。以上のような事と過去の不満等があり、NTT労組の脱退を考えていたとき、通信労組の知り合いに話を伺い脱退を決めました。
 友や昨年脱退した人から「脱退して良かったね」と言われました。これからは、残り少ない年数ですが通信労組で活動して生きたいと思っています。
あなたも通信労組へ
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鳴動

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 福田総理大臣が政権を投げ出して辞任しました。昨年の安倍首相以来1年余り再びの政権投げ出しです。内閣改造をして一ヶ月もたちません。まさに自公政権は完全に行き詰まったと言わざるを得ません▼「国民目線」などといいながら、アメリカ・大企業べったりのこれまでの自公政治を推し進め、年金問題や後期高齢者医療制度など悪法のごり押しで、にっちもさっちもいかなくなった末の今回の事態です▼昨年の参院選の結果、大きく流れが変わり、この状態が少なくても6年は続く限り、この繰り返しが続くと思われます。政権は無責任に放り投げても、変わらないのは、非正規雇用労働者の状況です▼「貧困と格差」はこのままではますますひどくなるばかりです。昨年末から全労連・連合も含め「労働者派遣法」の抜本的な見直しを求める大きな運動が取り組まれています。国会内でも99年以前に戻すことで野党各党が一致し、派遣法抜本改正は今焦点です▼若者の働き方とダブって見えるのか「蟹工船」が46万部のベストセラーとなってます。派遣法の抜本改正や、後期高齢者医療制度などの悪法廃止にむけ、総選挙において衆院でも政治の中身を変える、「貧困と格差」をなくす第一歩にしたいものですね。(笹)
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国民・利用者のための情報通信と
      労働条件向上を勝ち取ろう

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委員長あいさつ(要旨)
 全労働者を視野に原点に立った運動を

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山田 忍
中央執行委員長
 リストラ裁判の状況は、8月15日に静岡判決があり、NTTのリストラに高度な必要性を認め、配転に業務の必要性があったとした東京や松山の判決を引用し、財界の立場に立つ不当なものです。大阪高裁は8月27日の結審で、負けるはずが無い確信に満ちた陳述がなされ、来年判決を迎えます。勝利に向け頑張る必要があります。
 情報通信の公共性について、2010年の光化は2千万目標であり、加入者6千万である国民全体の通信を保障するものとなっていません。株主への配当を2千円増やし1万1千円することを決め、電柱での事故などを子会社へ責任転嫁、親会社の責任放棄をし、国民に責任を持たない体制になっています。通信労組の政策にもとづいてNTTの包囲を広げ、公共性を守らせていく必要があります。
 来たる臨時国会や総選挙では、大企業優遇・アメリカ追随をなくす、投機マネーの規制が求められています。内需優先や労働者保護を求めた運動をしていく必要があります。
 NTT健保選挙では、後期高齢者医療制度の廃止を求めることや、企業の負担増をもとめ、選挙で労働者の対話を通じ労組選択を強めていきます。
 通信労組運動の継承・発展のためには、粘りづよく組織拡大をしていくことが基本であり、非正規雇用労働者も含めた全労働者を視野に入れて、「団結は力なり」の原点に立ち返った運動をしましよう。
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大会日誌

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阿部(右)・角田(左)特別代議員
 特別代議員の阿部峰子さんは、大分県労連議長就任に推薦されていることを明らかにして「議長になったら、立場を利用してでも、NTTとの闘いをすすめる」と会場を沸かしました。特別代議員の角田秀子さんは、「女性はお喋りすることで元気が出る。女性代議員の比率を増やしてほしい」と訴えました。
 初めて大会に参加した代議員は、「活発な討論で元気をもらった。拡大で奮闘したい」(北海道・岩本)。
全国の地域会社では繰り返し行われる業務集約で退職再雇用時の約束も完全に反故とされ、職場の状況はとんでもないことになっていることをひしひしと感じ怒りさえ湧いてきました。そして、NTTに残った私たちには「見せしめ、嫌がらせ」の配転が依然続けられており、NTTで働く全ての労働者を守るために通信労組を大きくしなければと決意を新たにしました(大阪・山岡)。
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労働条件の改善と公共サービスの確保目指して
  正社員を追い出し、業務ミスが続出
神奈川
土方代議員
 116の支援を9月で終了し、完了率低下でサービスストップの原因である、レガシー系とIP系を分離や離職率の高さなどの根本の問題は未解決のまま旭川に戻します。また料金の関係で、区役所代表電話を停止するというミスを発生した。派遣社員だけではダメです。業務委託が根本的に問題です。まさに通信に責任を持たない体制になっています(神奈川)
 阪神・神戸・姫路地域の所内系(レガシー系)集約は、昼間の仕事でも大変なのに交代勤務で、職場は悲鳴を上げている。保守エリアは、高速道路使用で1時間30分の範囲。地域の不慣れや、連日の深夜帯でのユーザー切替。55歳以上の夜勤勤務が重複し、極度の労働強化。法律違反の可能性もあります(兵庫)
 先日の雷で故障が多発したSV8(集合装置)には避雷機能がついていなく、職場に取り替えた装置が山積みです(東京)
大阪
馬場代議員
 ホームテクノの職場は9種類の雇用形態の違う労働者が混在している。保守分界点は3社が入り乱れている、土休日・災害時の対応に混乱があり、一体の体制を組める必要があリます(大阪・京都)
 雨や雷の被害でホームテクノの作業が3〜4倍の量になっています。開通試験をしていないのに、故障の申告がありました。お客さんに責任を持っていない仕事をしています(兵庫)
 
地域会社の実態の分析と、たたかいが重要です。支部と協力して方向性を出します。
『※▼は本部答弁です。』
 
派遣社員の悲鳴が聞こえる
宮城
小原代議員
 契約更改が3ヶ月、せめて半年・1年にならないか。スキルは上がっても賃金は上がらない。営業系の派遣社員はノルマがさらに厳しく、月30件です。開通まで完了してようやくカウントになります。先だっては社員の業務ミスでカウントに至らなかったときもあり、時間外手当の削減のため勤務線表が21時までに変更なりましたが、それでも仕事が終わらないのに時間外手当がつかない派遣の身分。貧困と格差が派遣職場に存在している事実をつかんでほしい(特別代議員・角田)
 労働相談で通建社員から相談があり、パワハラ・時間外は野放しで未払い残業があります。「名ばかり管理者」の状況で労働局に斡旋しました(岡山)
 正社員へのハードルが高い、正規化を求めて、要求を掲げて取り組みます(四国・三重)
 仕事にようやくなれて2年半、その後Bフレッツに変わらされ忙殺状態。会社を辞めようと思ったが職場仲間の励ましで持っています(岐阜)
 秋田コールセンターの人材確保ができず、毎日残業の状態(秋田)。
 
非正規の組織化、要求実現を重視し、労働者保護法の制定に向け、共同して闘います。
 
約束反故の50歳再雇用
 50再雇用の「今の職場で同じ仕事」の約束が業務集約で反故にされつつある。地元の職場が無くなり働けない。通建会社に委託されたところもあります(福島・東京・長野)
 地域会社では、派遣が減り、60超え契約社員が増えています。職場では60才超え契約社員を含めた線表を組んでいる。しかし賃金や休暇などの差別がある(岩手・青森・東京)
 
春闘で長期雇用安定を要求している。65歳定年もふくめこれらを基本にし闘いをしていく。
 
土休日勤務で生活破壊問題
 コンシューマ土休日問題で単身赴任者が長期の帰郷が困難になった。この責任はN労とNTTにある(千葉)
 土休日勤務組合の違いを乗り越え共同して取り組んでいます。なんとしても廃止させたい(埼玉・佐藤)
 社内表現と法律用語に差異が見られ、就業規則が曖昧。就業規則改定の提案を(大阪)
 
「不招請勧誘」禁止は社会の流れです。休日の扱いを明確にさせ、特連休については1年の総労働日が公平になるように、要求します。
 
なくせ「50歳定年」 公正判決を求めて運動強化を
一刻も早く地元に戻せ
群馬
飯野代議員
 金子さんはC型肝炎で現在治療中です。私は疲れから不眠症になり、睡眠薬を服用中。片道2時間通勤で体が持たない状況です。一刻も早く地元に戻りたい(群馬)
 単身赴任生活が5〜6年に入っています。特に北陸からの労働者は誰も帰っていません。私も救急車で運ばれた経験を持ち、身体にストレスがたまっている状況です。名古屋の和解条項では「健康上の変更があれば」の項を守らせる運動の強化が必要です(北陸)
 平野の体系化センタは西日本で1カ所です。リストラ裁判と両輪で、地元に帰れる運動が必要です。蒔田さんは腎不全になりどうしても帰さなければなりません(大阪)
京都
山下代議員
 「1の日」宣伝行動を毎月実施。横断幕が効果的です。関西の配転者を激励するため上阪し、会社上長に地元返すよう要請した。また暑中見舞いも送っています(福岡)。職場近くの駅頭で継続した宣伝をしています(京都・大阪)
 竹中さんが50歳雇用選択にひどい「退職強要」があり、「うつ病」になり現在軽減勤務中です。この責任はすべて会社にあり、斡旋したが会社は拒否、現在労働局に労災認定を要請中です。労災認定に全面協力をお願いします(大分)
 「うつ病」で休職中ですが、復帰委員会で産業医から「前倒しの要観察期間にしてくれ」と連絡、がありましたが、その後「無しのつぶて」で、厚労省の復帰支援プログラムにも反したやり方です。今後、地域会社を交渉などを通じて追求します(兵庫)
 
広げよう公正判決署名
北海道
岩本代議員
 札幌高裁は全国の判決状況から、厳しい結果も予想される。支援をお願いします(北海道)
静岡
田中代議員
 8月15日は不当な判決でした。裁判長は自信がないのか「ぼそぼそと聞こえない」判決のいいわたしでした。
 その日の報告集会で、鈴木原告団長の奥さんは「このNTTリストラは自分達が我慢すれば済むものではなく、NTTに働く若い人や、他の企業で働く人の問題だと思いこの6年間闘ってきました。特に最近の世の中を見ると労働不安からか殺伐とした事件が多く、NTTや他の大企業の理不尽なリストラは子供や孫のためにも止めさせなければと思います。これからもご支援よろしくお願いします」と挨拶されました(静岡)
 
NTTリストラ反対、「なくせ50歳定年」運動として、10・28大阪シンポを取り組みます。
 
組織拡大は要求実現の柱
50歳懇談会で加入
大阪
宮崎代議員
 昨年は9名拡大しました。50歳懇談会では参加され、3人が加入されました。今度は40代も視野に入れて「アンダー50の会」として開催します。子会社社員から相談が寄せられた。複数で加入される可能性があります(大阪)
 職場を語る会を8月27日に開催しました。「子会社で採用されても地域会社を上回らない賃金体系になっている。人間扱いされない、おかしい」など語られ加入されました(愛知)
 交流会を継続して4回開いた。これからも続けていきます(岡山)
 
ビラを見て加入
埼玉
佐藤代議員
 昨年50歳選択で「なんでも相談ホットライン」に連絡があり拡大出来ました。それで勢いがつき、コンシューマ職場でも拡大できました。この力でなんとしても(埼玉)
 
粘り強く宣伝。NTTの包囲を
福岡
川野代議員
 拡大3名できた。一人は昨年支部大会終了後で本人から通信労組に入るとみんなの前で表明。
 ビラを見て「低賃金で生活できない。正社員の道はあるのか」と相談があり、機敏な取り組みで加入実現。新入組合員は「もっと増やしたい」と発言(福岡)
 職場問題の学習会ビラを見て「私でも入れるのかと」質問がありました。学習会に参加して、不満や要求を出してもらい加入されました(宮城)
 
「なんでも相談ホットライン」で加入
東京
岡田代議員
 雇用選択など組織拡大で大きく前進できました。派遣社員は部長から「よく来れたものだ」「本当は首にしたい」「派遣はゴマンといる」などパワハラと人権侵害の発言があり、是正を求めて加入です。2人目は雇い止めの相談でした。今後いつでも相談が受けれる体制を作りたい(東京)
 ホットライン相談から、7年ぶりの拡大で元気がでている。もう1人何とかしたい(北海道)
 人のつながりが大切、相談や要求を聞いて拡大(岐阜)
 組織拡大で結成時の支部に戻したい。がんばる(福島・山形)
 
労働相談ホットラインでは43人の相談があり、電話やメールがあいつぎ、対応するなかでの加入です。相談があったら、本部から対応する支部に連絡し、機敏な対応が大切です。
 
 
 
秋闘勝利、11・13ストの成功を目指してとりくもう
アンケートに一工夫
岐阜
松葉代議員
 春闘要求アンケート用紙の裏面に、職場アンケートを印刷して配布し低ます。昨年も成功しました(岐阜)
 08春闘要求解説は参考になりました。交渉強化のために、各交渉の資料の送付をお願いしたい(神奈川)
 
組織強化・要求実現目指して
愛知
今木代議員
 OBの協力をもらい、4000枚のビラ配布をしています。遠隔地配転者へ激励などのフォローをしていきたいと思います(愛知)
 石油の高騰は家庭を直撃、月4〜5万になる。緊急要求を実現させたい(秋田)
秋田
佐藤代議員
 正規社員募集しても集まらない。患者に責任を持った医療ができなくなっている(大阪病院)
 50歳選択、地元から出さない取り組みを早くからする必要があります(特別代議員・阿部)
 
11・13ストは階層をこえて、全国規模の総決起の場としていきたい。規模は08春闘と同様にしたい。
西日本の組合掲示板は整理して要求していきます。
60越え契約社員の団交勤務扱いを粘り強く要求していきます。
 
答弁する武田書記長
 
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来賓あいさつ(要旨)
世論を味方に大きな前進を
全労連副議長、NTTリストラ闘争本部長 生熊茂実
 7月27日朝日新聞夕刊で「非正規の拡大で、生産が低下」と報じました。労働経済白書から企業でも成果主義・非正規の拡大で矛盾が生じています。
 この11月13日には、労働者の生活が悪化している状況を突破する、ストライキを含む総行動を予定しています。景気後退で正社員も希望退職などでリストラが進められていますが、秋の臨時国会では、非正規の正規雇用化を目指す、抜本的な改正法案成立を目指します。
 NTTリストラの闘いでは地元に戻す運動、組織拡大などを成功させ、世論を背中につけて大きな前進を祈念いたします。
 
運動に大義あり
京都総評議長 岩橋祐治
 昨年の参議院選挙から流れが変わりました。構造改革・規制緩和路線の闘いが世論を変えたのです。憲法は人間らしく生きることを保障しています。国民は憲法を守らせることができます。京都総評の労働相談センターに労働組合に入りたい、作りたいと相談が寄せられています。私たちの運動に大義があり、情勢の変化と憲法に確信を持って運動を進めます。
 
労働法制の抜本的な改正を 
日本共産党参議院議員 山下芳生
 闘う通信労組の存在が労働者を励まし、社会的な反撃を可能にしています。労働法制の改悪で、ワーキングプアなど大きな変化をもたらしました。臨時国会では、正社員化への道を開くための、抜本的な改正法案を提出します。法案成立にむけ共同の闘いを進めていただきたい。また構造改革は、生活を悪化させました。総選挙では政治の中身を変えることを訴えて闘う決意です。
 
今回も勝利するために
NTTリストラ大阪裁判弁護団長 河村武信
 大阪高裁では会社側は1500億の赤字になると言う証明をできませんでした。単身赴任や遠距離通勤は非人間的な働かせ方であり、人間を壊すことを証明することに力点を置いてきました。配転の理由も、根拠も、必要性も無かったことを証明したと確信しています。今回も勝利すると確信していますが、大阪判決の前に最高裁が判決を下すと、現在の司法ファショを進めている状況で、大阪高裁に及ぼす影響を危惧しています。
 自覚的な活動を強めて、大阪で賠償が認められる判決をどうしてもほしいと思っています。
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2008年度新役員体制
中央執行委員会
中央執行委員長 山 田  忍  
副 委 員 長 鎌倉 清美
宇佐美俊一
書  記  長 武田 清春
書 記 次 長 飯澤 智美
重見 幸春
執 行 委 員 川村 滋道
志賀 正雄
菅原 淳子
矢田崎賢一
石原 錠一
中村 憲二
高野 長蔵
大村 美恵
阿部 幸子
会 計 監 査 菅原  優
大熊 光雄
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核兵器のない世界に
 原水爆禁止2008年世界大会IN広島

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 8月4日〜6日にかけ原水爆禁止2008年世界大会・広島が開催され、通信労組を代表して広島支部が参加しました。大会では、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、国際署名運動「核兵器のない世界を」の取り組みが提起され、核保有国がすみやかな核廃絶に向け「明確な約束」の実行を求める署名活動を、全世界にひろげようと確認されました。
 
歴史の事実を目の当たりにして 広島世界大会に参加
世界大会会場
 広島上空600mで炸裂した原爆は、3000℃を超える熱波と、秒速400mを超える爆風が市内を襲う。鉄をも一瞬で溶かす熱波。米国のハリケーン・カトリーナの5倍を超える爆風。放射能は胸部X線撮影の7万倍。爆心地に居た人々は熱波により蒸発し、爆風により建物のすべてが破壊され、明治から昭和にかけて市内有数の繁華街、中島地区(現広島平和公園)はこうして全滅した。ボランティアの説明を聞いていた参加者は笑顔が消え、声も出ず静まりました。
 大会2日目、動く分科会「原爆遺跡・碑めぐり」に参加し、戦争・被爆の惨状を語り続ける比治山陸軍墓地、米国が原爆の効果を確かめ、将来の核戦争の防護策と疑惑が持たれた放射線影響研究所(旧ABCC)。世界にヒロシマを発信した元逓信病院外来病棟。当時わずか15歳の少女だった岡ヨシエさんは、広島城の地下通信室から「広島全滅」の第一報を発信、など原爆疑似体験を通しかつて広島で起こった歴史の事実を目の当たりにしました。
 核兵器の使用が人類の生存と文明を破壊し不法かつ道義にそむくものであり人類社会に対する犯罪であることを改めて痛感しました。21世紀が核兵器の脅威から解放され、平和な時代にしたいとの全世界の人々の思いと連携しなければと思いました。長元淳(大阪)
 
比治山陸軍墓地 旧ABCC
 
青年の熱気に圧倒された閉会総会 参加者の半数が青年
 7500人の半数を青年が占める閉会総会では、東京と大阪の高校生は「戦争体験者から受け継いだバトンをつないでいきたい」と発言、東京の大学生は「被爆者から体験を聞く集いをこれからも続けていきたい」と決意をのべ青年の熱気に圧倒される世界大会でした。
 被爆者の平均年齢が75・1歳になり、原爆症認定集団訴訟原告団の方からは、1日も早い認定をと切実な声が寄せられました。(とんびより)
 8月5日広島グリーンアリーナで「核兵器なくそう女性のつどい2008」が開かれ1700人が参加しました。歌や韓国伝統農樂舞「パンソリ」の演奏で始まりました。高田公子新婦人会長のあいさつ、被爆者からの発言、原爆訴訟団からの訴え、海外の方々の報告、原子力空母配備反対の取り組みの報告などがありました。バザーの手伝いをしながら参加しましたが、県外の通信労組OBにも会え交流できました。(広島支部 八木)
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読者からのお便り

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増税、とんでもない
 滋賀 辻 昌子
 7月号の読者のたよりで88歳のお母さんの今後を心配されていた方の気持ちよく分かります。私も8月で87歳、デイサービス、皆さんの援助で何とか頑張っています。息子は、毎日の暮しと私への仕送りで生活はギリギリのようです。与党は「社会保障の財源だ」と消費税の増税をおしつけようとしています。油や物価が高騰している今、増税なんてとんでもありません。
 
平和行進で朗読を!
 岡山 友次田鶴子
 立秋が過ぎたとはいえ「暑い!」ですね。平和行進ゴールへ、みなさまお疲れさまでした。7月16日の岡山、佐藤さん、ありがとうございました。私はいつも枝行進の方で頑張っています。7月22日、赤磐平和行進、今年も迎えてくださる市役所、支所で、石川逸子さんの「ヒロシマ連祷」から2篇、2人で朗読し、挨拶に代えました。以前は大勢のお母さんと子どもさんが朗読してくださっていたのに寂しくなりましたが、これからも平和を願いながら続けていきたいです。
 
忘れてはいけない8月
 広島 清水司朗
 8月は日本にとって忘れてはならない月ですが、どの新聞を見てもあの戦争の悲惨だった記録はほとんど掲載されていません。職場でも話の端にもあがりません。オリンピックと高校野球の話題ばかり。私たちにとって戦争は忘れ去られた過去にすぎないのでしょうか。私の勤務するこの福山も8月8日に空襲を受け、中心部は完全に焼け野原となりました。
 
「平和」で連帯
 群馬 深沢尚伊
 毎年、8月になると多くの団体の機関紙で、平和行進のニュースが掲載されますが、仲間意識が強まります。
 
シャワーの設置を!
 兵庫 沓掛晴赴
 毎日汗だくになりながら、アンケートで一軒一軒まわっています。会社に帰ったらパンツもシャツもびしょ濡れ、せめてシャワーくらい準備してくれ。
 
「健康第一」
 福岡 冨永 弘
 本年、3月急病で入院。危篤状態になりましたが、運良く一命をとりとめました。本当に「健康第一」ですね。
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フクちゃん コウちゃん
  第128回 byけいこ

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