通信労組機関紙

機関紙「通信労組」

「通信労組」第504号(2023年5月10日)

あらたな戦前にさせない
東京憲法集会に25000人

「提言」
世界の平和と環境保全は
世界中の人々の願い

大幅賃上げ平和を守ろう　中央メーデーに15000人
第94回メーデー

今こそ核兵器廃絶を
2023年国民平和行進

「鳴動」

「2面」

団体交渉報告
NTT西日本

フクちゃん　コウちゃん

お楽しみ　クロスワードパズル

読者からのお便り

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あらたな戦前にさせない
東京憲法集会に25000人

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プラカードをかかげアピールする２０２３憲法大集会参加の組合員のみなさん＝5月3日、東京都江東区

　日本国憲法が１９４７年５月３日に施行されてから今年で76年。３日は各地で憲法集会やデモが行われました。東京・有明防災公園で開催された集会には、２万５０００人が参加しました。参加者は「敵基地攻撃能力いらない」などのプラカードを掲げてアピールしました。

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提言

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　世界の平和と環境保全は
　世界中の人々の願い

　国民平和大行進が東京・夢の島を出発しました。

　多くの国民の「平和を守るためにどうすれば」の声を岸田自公政権が悪用し、軍備増強が必要だと軍事費予算を増税で倍増させ、日本を軍事大国に導き、「戦争ができる国」へと憲法９条改悪も加速させようとしています。

　果てしない軍拡競争に国民の血税をつぎ込ませるのではなく、平和憲法を持つことを誇りとして守り、景気と雇用の改善、年金・医療・介護などの福祉の充実と社会保障充実や教育無償化を実現させる政治に変えていくことが必要です。

　そのためにも労働組合の組織率を上げながら、様々な分野で一致する要求で協力する政党や国民の運動を強めることが重要です。

　野党と言いながら軍備増強や核兵器保有を求める政党やそれを進める自公政権にすり寄り利権を得ようとする政党を国民・労働者が見極める目を持つためには労働組合の役割は欠かせません。

　23原水爆禁止国民平和大行進は「戦争国家ストップ、非核平和の日本、核兵器のない世界めざして歩こう！」と呼びかけています。

　これに逆行し長距離ミサイル・空母配備などの大規模戦争準備をすすめる岸田首相の「戦後の安全保障政策の大転換」は許されません。

　同時に新たな原発建設と60年超え原発の運転再開や石炭燃料使用に固執し、世界の国々が進める自然エネルギーへの転換で地球環境と人々の命を守る政策に向き合おうとしない岸田政権に、人と地球環境を守る政策転換を求めていきましょう。

◆	大幅賃上げ平和を守ろう　中央メーデーに15000人第94回メーデー

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中央メーデー参加のＪＭＩＴＵ組合員のみなさん＝5月1日、東京都渋谷区

　５月１日、第94回メーデーが全国２５０カ所で開催されました。
　東京・代々木公園で行われた中央メーデーは４年ぶりに、コロナ禍前と同じサッカー場で開催され１万５０００人が参加しました。

　主催者を代表して小畑雅子全労連議長は、「３年余りのコロナ禍のもとで、新自由主義経済の矛盾があらわになり、物価高騰が追い打ちをかけている」と指摘。「春闘では大幅賃上げを勝ち取るために貴重な教訓を積み重ねてきた。労働組合の結集を高め運動をすすめよう」と訴え、「大軍拡・大増税、改憲ではなく憲法を生かし、平和な日本をつくるために幅広い労働者・国民の共闘を」と呼びかけました。

　東京支部の冨田啓二書記長は、ＷＢＣバージョンの大谷翔平選手に扮し、「大幅賃上げ」と「組織拡大」の２刀流で訴えデモ行進をしました。

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今こそ核兵器廃絶を
2023年国民平和行進

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核兵器禁止・廃絶の実現をめざして行進＝５月６日、東京江東区

　５月６日、２０２３年原水爆禁止国民平和大行進の東京→広島コースの出発集会が行われ、被爆者を含め４５０人が参加し核兵器禁止・廃絶を求めてスタートしました。

　４年ぶりに再開した通し行進では、東京→広島コースを歩く被爆２世の村上厚子さんが「４年前、退職したら歩くはずでした。

　今回出会いを楽しみに広島まで歩き通したいです」と元気にスピーチしました。

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リレー旗を引き継ぐＪＭＩＴＵ組合員＝5月7日、東京・大田区

　国民平和大行進は５月７日午後、台風を思わせる激しい風雨のなか東京六郷土手緑地公園にて東京から神奈川へ引き継がれました。引き継ぎ式には東京支部から２人、神奈川分会から４人の組合員・ＯＢが参加、ＪＭＩＴＵリレー旗が引き継がれました。

　川崎市内の行進は５月７日午前の川崎大師公園からＮＴＴ川崎ビルそばの稲毛公園までのコースで始まり、５月９日の麻生区まで市内全区で行われ、分会はＪＭＩＴＵ神奈川地本とともにリレー旗をかかげ行進しました。下校時の小学生からは「核兵器廃止、戦争反対、私もサンセイ」の声があがりました。

「2面」

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団体交渉報告
副見出し　NTT西日本

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NTT西日本交渉委員のみなさん

　４月12日、大阪市内においてＮＴＴ西日本と23春闘回答に対する再検討要求交渉を行いました。

（会）物価上昇と電気料金高騰により財務状況が非常に厳しい状況下での判断だが、月例賃金は10年連続での賃上げを決断した。特別手当も、競争激化のもと昨年と同水準支給を決めた。

（組）会社は過去最高額回答と云うが、今回も含め今までの回答が全産業の平均以下の回答である。

　今春闘もわずか３３００円回答で、実質賃上げは７００円のみである。３３００円も２％にも満たない回答だ。

　電気代高騰の影響と云うが、当期利益は過去最高益をあげており、要求に応える財源は十分ある。

　自社内での最高額ではなく、せめて大企業平均を上回る賃上げで、実質賃金を改善し、社員に報いる回答をすべきだと、「賃金回答の再検討」を強く求めました。

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鳴動

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