「通信労組」第533号(2025年10月10日)

 
 
適切な人員配置でAI活用を
AI活用でも業務集約と人減らしではサービス低下
株主優先の利益改善は許せない
 
  「提言」
値上げラッシュ追随でなく
NTTは利益を還元せよ
   
 
つぶやきを声に、みんなの声を力に
2026年国民春闘
働くみんなの要求アンケート
 
  「鳴動」
 
   
「2面」

 
 
  週休日の一方的削減は許さない
西日本Gビジネスソリューションズ

 
   
  2025年共済会社員選挙始まる 
   
 
   
  11月29日、30日名古屋市で開催
第70回はたらく女性の中央集会イン愛知
   
秋の共済拡大月間(10月〜12月)
自然災害特約は、災害への備えの一つ
 
 
 
 
 
 
  フクちゃん コウちゃん
   
お楽しみ クロスワードパズル 
   
 
読者からのお便り

 
 
 
適切な人員配置でAI活用を
AI活用でも業務集約と人減らしではサービス低下
株主優先の利益改善は許せない


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   24年9月30日、機関投資家向け説明会で「地域通信事業の成長戦略」として説明された資料で「DX・AIによる通信オペレーション改革」として、DX・AIを全面活用しゼロタッチ化(無人化)により27年度に290億円の利益改善をめざすという計画が示されています。
   
   通信労組は8月25日付で「DX・AIによる通信オペレーション改革に関する要求書」を提出し、無人化業務計画に対する説明を求めNTT西日本会社と団体交渉を行いました。

 交渉では、「フロント・バックヤードの有人対応業務及び設備系業務を、DX・AIの全面活用で無人化し、東西会社で1万600人の削減で、27年度に290億円の利益改善をめざすとしているが、このうち西日本はどの程度の効率化となるのか」の問いに会社は、持株会社が発表した事で、西日本としては無人化の具体化は出来ていないと詳細を示そうとはしませんでした。 
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人員削減計画を労働組合に説明せよ 
   
   この計画は、持株会社副社長と東日本・西日本の社長が機関投資家に発表しているものです。
「労働条件に関する人員削減計画を労働組合に説明せず、一年以上経過しても未だ分からないのは無責任ではないか。
具体化できない事を対外説明したのか」「1万600人削減に対する西日本のグループ会社ではどの程度なのか説明せよ」と会社側に迫りました。

 しかし会社は「本当にまだ決まっていませんし、人員削減ではなくシフト変更です。
しかし雇用契約終了の非正規社員については、その時点で雇用終了ですが、人員削減ではありません」と内容説明もせず人員削減だけは否定しました。

 そのため計画対象のグループ会社と担当職場の人員を示すことと、拠点集約で人員配置変更の計画に対し、「会社内でのシフトが困難な場合、西日本等グループ会社内でシフト先調整としているが、これが不調の場合、西日本等グループ以外への斡旋で対処としているが、辞めてもらうということか」と人減らし計画を追及しました。

 会社は、フロントはビジネスソリューションズ社であり、バックヤード及び設備系業務はフィールドテクノ社で、当該の人数は持ち合わせがなく即答できせん。
また「行き先を提示して当人と合わなければやむをえない。
行先は社員の状況によって示す」と回答に含みを残しています。 
   
労働組合への事前説明
と事前協議が大前提
 
   
   人減らしもありうる計画に対し、早急に西日本としての計画書を提示することと、窓口で該当する人数を示すことを申し入れ、計画が具体化された場合には必ず事前協議を行なうことを申し入れました。

 それに対し会社は「貴組合員の労働条件にかかわる事なので、説明させていただきますし、論議もさせていただきます」と述べています。 
   
   
   NTT西日本交渉団のみなさん

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値上げラッシュ追随でなく
NTTは利益を還元せよ

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   今年も秋の値上げラッシュが始まり、10月の飲食料値上げは3024品目で、12月までの公表分は累計2万381品目と昨年を62・8%上回っている(帝国データバンク)としています。

 NTTグループの24年度連結決算は営業収益が13兆7047億円で過去最高を更新したとして、15期連続で株主配当の増配を行っています。
25年度の業績予想でも、営業収益は14兆1900億円と過去最高をめざし、営業利益・当期利益とも増益を見込み、25年度第1四半期連結決算の営業収益は過去最高を更新しています。

 しかし、夏・冬の年間臨給特別手当回答では、NTTデータグループが昨年より0・35カ月増としたものの、東・西会社は昨年より0・03カ月減、ドコモは0・05カ月減の回答です。通信産業本部は改善要求書を提出し、物価高騰や値上げラッシュが続くもとで、年末特別手当の増額を求めていますが、NTTは応じようとはしません。

 一方で国民向けの固定電話サービス(家電)の基本料を26年4月から値上げすると発表し、住宅用では月220円引き上げられます。

 またドコモも9月から携帯電話サービスの事務手数料を従来の3850円から一律4950円に値上げしています。

 緊急電話をはじめ固定電話などが使用不能となったNTT西日本の通信障害は人為的ミスが原因とされています。
繰り返される通信障害は業務集約や技術継承不足などの根本問題解決が欠落していることが懸念されます。
 
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  つぶやきを声に、みんなの声を力に
2026年国民春闘
働くみんなの要求アンケート
 
 
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   通信労組は10 月から2026年国民春闘「働くみんなの要求アンケート」に取り組んでいます。

 物価高に生活が追い詰められています。
職場ではジョブ型人事制度で評価による格差が広がっています。
賃金や職場・暮らしの要求、ハラスメントなど1人では解決できない職場の悩みや不安など生の声をアンケートにお寄せ下さい。

 25春闘アンケートでは「とにかく時給が安すぎる。NTTで最低賃金というのはあんまりだと思う。モチベーションも何もあったものではない」「物価高なのに賃金は低いまま、コンビニでおにぎり1個買うことすらためらう」などが寄せられました。

 お寄せいただいたご意見・ご要望は、春闘要求づくりに活かすとともに、団体交渉などで会社に要求実現を迫る大きな力となります。

 安心して家族と暮らすための生活費は非正規雇用社員や社員の違いはありません。安心できる生活費の実現には、生活実感をもとに「生計費原則」にもとづく賃金を要求することが出発点です。

 通信労組はすべてのNTTグループ労働者とともに、生活と職場の要求実現のためにたたかう26春闘をめざしています。

 ◆11月末までの取り組みとなります。みなさんのご協力をお願いします。
 

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鳴動

 
 
 
「2面」

  
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週休日の一方的削減は許さない
西日本Gビジネスソリューションズ


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   9月10日、週休設定不足の是正を求め当該会社と団体交渉を行いました。
   
勤務設定は就業規則を守れ 
   
  【組合】就業規則では4週間に8日の週休日が設定されるとなっているが、4週間で6日しか設定されていない実態がある。

やむを得ず12週調整としたなら、次の4週間で、10日の週休設定が必要だが、8月末までは4日、9月の仮シフト表では5日しか設定されておらず1日不足のため、組合員が1日不足だと勤怠管理課長とセンター長へ申し入れたが、確定版でも1日不足している。

【会社】12週調整をしたため週休日が減になり仮シフト表も間違っていたが、その後修正し最終的には9月上旬で取得してもらっている。

【組合】会社は、週休を取得してもらったからこれで良いと考えているようだが、職場では上長が、10月か11月で取得してもらえないかと組合員に提案している。
就業規則に則った対応なら12週以内の9月15日までに設定すべきである。

【会社】12週調整の基本が守られていないのは指導しますので、今後の運用・作成はキッチリしていきます。 
   
過重にならない勤務設定を
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  【組合】4勤1休・5勤1休の勤務が多くなってきている。
連続勤務日が増える場合は、本人に理由を説明し理解を得るようにして下さい。

定型勤務者は5勤で2連続休みが基本です。
シフト勤務者も疲労回復やストレス緩和ができる様、従来通りの3勤1休を基本にして貰いたい。

【会社】今後はパターン表で週休日を設定するので、パターン表を配布します。

基本から勤務日が増える場合は理由を説明し理解を求めるようにします。
 
   
   ビジネスソリューションズ交渉団
   
   
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  2025年共済会社員選挙始まる 
   
   電気通信共済会は9月8日、以下のように社員選挙を告示しました。

1、選挙スケジュール・立候補受付期間10月14日〜23日
・立候補者の告示11 月19日
・投票受付期間11月19日〜 12 月11日
・開票期間12月12日2、投票方法は電子投票。

11月中旬に選挙専用サイトのURL、ID、パスワードをはがきで通知。

投票用紙による投票の申し出は8月に締め切られています。 
   
■通信労組は次の要求
実現をめざします
 
   
  @民主的でガラス張りの運営を求めます。
A給付内容の改善と、給付率の引き上げを求めます。
B非正規雇用労働者を正社員にし、安定した運営を会社責任で保障させます。
C「共済会」の個人会員本位の民主的運営をめざします。
D相互扶助部の適正運用による安定給付と役員報酬の適正化等を含めた健全運用を求めます。
E退職に伴う一時金支給は、元金を含めた積み立て利息保証を求めます。 
   
 
 
   
 
  11月29日、30日名古屋市で開催
第70回はたらく女性の中央集会イン愛知

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   第70回はたらく女性の中央集会イン愛知が11月29日(土)、30日(日)の2日間、愛知県名古屋市内で、ジェンダー平等と公平な社会、戦後80年憲法生かし平和を守ろうなどをスローガンに開催されます。 
   
   29日に労働会館で行われる分科会では、第1分科会の「戦後・80年、愛知から平和を考える」に昨年平和行進で東京―広島を通し行進した通信労組の大村美恵さんが平和運動についてとミニコンサートを行います。 
   
   30日の全体会はウィルあいちで、弁護士の岡村晴美さんが「ジェンダー平等で暴力のない社会へ、司法の現場から」を講演します。
全体会はオンライン参加も可能です。
参加費は現地参加・オンライン参加とも1日1000円、2日間2000円。
お申し込みは通信労組本部まで。koetcwu@gmail.com FAX03(5355)7930 
   
 
 大村美恵さんが助言者の第1分科会チラシ(1部カット)
 

  
 
秋の共済拡大月間(10月〜12月)
自然災害特約は、災害への備えの一つ

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   全労連共済は4月から、おうちの安心共済(旧火災共済)「自然災害特約」制度を開始しました

 通信労組共済会は、地震や大雨、土砂災害から組合員の安心・安全を守るために、特約を知らなかった聞いたことがなかったなどということが無いように、個人共済・おうちの安心共済ご案内パンフ、自然災害特約掛金プレゼントキャンペーンビラなどのDMを、すべての加入者に支部共済会から郵送などで届けました。

 大阪支部共済会ではDM発送後、声かけに取り組み56%の加入者が契約。
他の支部でも積極的にDM発送で家族にも知らせ、直接加入者に声かけを行ったところで契約者が増えています。

 7月の契約更新時には165件、38%の契約者から申込がありました。
この数は他の大産別共済の件数にほぼ匹敵するものとなっています。 
   
■今からでも特約申込
で掛金プレゼント
 
   
   特約の申込はいつでも行えます。
例えば11月から開始する場合は11月から来年6月までの特約掛金を添えてお申し込みください。

掛金プレゼントは27年まで行われますので、26年7月から27年6月までの1年間は特約掛金なしで保障が受けられます。
 いつ自分や大切な家族が被災者になるかわかりません。
お手元のDM資料を読み、ぜひご家族で検討してください。 
   
   
 
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フクちゃん コウちゃん
  第回 byけいこ

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お楽しみ クロスワードパズル
   

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読者からのお便り

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