機関紙「通信労組」
「通信労組」第318号(2007年11月5日)

「50歳定年制」は廃止して
 あなたの悩みに応えます ホットライン開設
あきらめないで
 知っていますね 非正規労働者のこんな権利
新組合員の声
 モ〜だまっていられない!!
鳴動
裁判所は労働者に目をむけた判決を
  「これでいいのか労働裁判」シンポ
徳島・前田さん 全国からの声援を力に
提言
政治の流れを変える仲間の輪をひろげよう
シリーズB 憲法9条をまもろう
憲法の変質狙う自民党新憲法草案
大勝利 NTT企業年金減額認めず
最近のとりくみ・動き
シリーズ 人 8
すぐソバにある通信労組 元気充電完了
  各地の交流会
読者からのお便り
フクちゃん コウちゃん

 
「50歳定年制」は廃止して
  あなたの悩みに応えます ホットライン開設

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 今年度も早々と50歳を迎える労働者に対して「雇用選択」の社員周知が行われています。会社は10月中旬から周知を開始し、11月中旬から12月にかけて「雇用形態選択通知書」の提出をさせるとしています(西日本)。広域集約や業務の全面委託化、「激変緩和措置」の廃止、報復・見せしめの配転が続く中での厳しい「選択」ですが、NTTに残って働く「選択」も当然の権利です。
 
 
 雇用選択も今年度で7回目を数え、50歳を迎え意向確認を迫られる労働者は、15%から30%もの賃金カットの生活不安と、「退職・再雇用」に応じない者に強いる「見せしめ配転」の不安の中で、深刻に悩んでいます。「賃金カットでは生活が出来ない」、「今の職場で今まで通り働きたい」は当たり前の要求です。
 
「地元で同じ仕事」はすでに反故に
 会社は、この制度を社員のライフプランの多様化に寄与する制度で、「再雇用」は、地元に残り、従来の業務に従事でき、65歳までの雇用の機会を与える選択肢だと、説明を行っていますがとんでもない話です。業務の分業による専門化と称して、広域集約やアウトソーシング、自立的運営のもと子会社が新設され、さらに委託化や広域化が進められています。委託先ではパート社員中心の運営を行い、これにより創出した人的リソースを光の販売にシフトする、としています。すでに「地元で従来の業務」との約束さえも反故にされており、重大問題です。
 
気軽にアクセスを
 脅したり、しつこい退職勧奨は違法です。
 雇用選択の自由を守らせましょう。
 私たちは、「高齢者雇用安定法」を守らず、ねじ曲げ、50歳での年齢差別を絶対に許しません。
 
一人で悩まず相談を
 「選択」を迎える労働者は、悩める胸のうちを吐露して、この制度が「真面目に働いている労働者をいかに苦しめるものか」を鮮明にしています。
 
 各地で「選択」に悩む労働者と懇談会が開かれています。▼職場の人間関係もよく、やりがいのある仕事をしている。『選択』だと家のローンは払えない▼分会の方から、残っても組合は守ってくれない。悩みを聞いてくれるところは通信労組だと言われた▼今の職場が今後どうなるか不安だ▼このままでいい、子どもの教育に支障をきたす。
 
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あきらめないで
メールでもOKです koetcwu@gmail.com
  知っていますね 非正規労働者のこんな権利

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 10月4日に4野党と連合・全労連で「派遣法の抜本改正を実現しよう」とシンポが開かれました。貧困と格差の最大要因が派遣法にあり、99年以前に戻し@1年以上の「みなし労働」で直接雇用A合理的な理由なしの短期の反復雇用をなくす共同のとりくみが提起されました。
 派遣労働者は「雇用調整弁」としてモノのように扱われ、買い叩かれ使い捨てにされています。NTTグループでも会社再編で多くの派遣社員が雇い止めになり、「偽装請負」が横行するなか、短期契約の有期雇用に切り替えられています。さらに目標に達しないと「次の契約はない」と雇用不安をあおっています。
 日亜化学では偽装請負隠しのための口裏あわせで会社の隠ぺい工作が明らかになり、光洋シーリングでは請負の一部の人が直接雇用と正社員化をめざし、いすゞ自動車は派遣社員全員を期間従業員に直接雇用しました。
 あきらめないで、粘り強くたたかいましょう。
 
非正規労働者権利チェック表
    チェック欄
Q1 半年以上働いて8割以上出勤をして最低10日間の有休がとれていますか?  
Q2 タイムカードの退社処理後の仕事はサービス残業で割増賃金が支払われていますか?  
Q3 辞めたくないのに突然辞めさせられていませんか?  
Q4 セクハラは配慮義務違反です。泣き寝入りしていませんか?  
Q5 3年間同じ職場で働けば正社員にと申し入れる義務があるのをご存知ですか?  
Q6 健保・厚生年金・雇用保険に加入できていますか?  
Q7 育児介護休業法が適用されるのを知っていますか?  
チェック内容に疑問があれば通信労組に相談しましょう。
(相談無料・秘密厳守)
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新組合員の声
 モ〜だまっていられない 通信労組が救いの手を

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静岡支部
剣持 肇さん
 2007年9月1日に通信労組に加入しました。静岡・静岡市の生まれです。
 約3年前に仕事のストレスから、「抑うつ状態」と診断され、自宅療養と勤務軽減を繰り返しています。初めの頃は、仕事に手が就かず自分でも訳がわからず困り果てていました。
 そんな中で、私に救いの手を差し伸べてくれたのが、同僚で通信労組の方でした。「今は、病気なんだから、逆らわずに休めばいい」と言ってくれました。その言葉にどんなに励まされたことか。
 NTT労組は、健康第一と言っていながら、私のような者には、相手にもしてくれません。
 そこで、通信労組への加入を決意しました。
 若輩ものですが、静岡並びに全国の組合員の皆様と闘っていきたいと思います。
あなたも通信労組へ
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鳴動

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 「勝訴!」NTTが企業年金減額承認を求める東京地裁判決は、被告厚労省つまり年金受給者・受給権者の勝利で、原告NTTの敗訴でした▼裁判は、多くの人々にとって生活の日常ではありません。自身NTTリストラ裁判を支援する一員となり、裁判を注視するようになりました▼最近の労働裁判が、全面的に企業寄り判決を下していることに危惧を抱いていた全労連が「これでいいのか労働裁判」を主催。東京地裁のNTTリストラ裁判の判決はいろんな技を使って原告を負かせています。原告は「50歳以上を狙い撃ちにした報復見せしめである」と主張、被告NTTは「一般人事」と反論、判決は「構造改革は必要であって合理的であった」と会社主張を全面的に認めました▼小泉内閣のもとひたすら走り続けてきた「構造改革」によるリストラは善、「合理化」は良いものという頭、この感覚は時代遅れです。憲法の番人である裁判官が、違法・脱法・潜脱行為でガッポリと儲けをたくらむ企業を、全面的に擁護する判決は言語道断です▼先の参院選で示された、働いている人が貧困になる社会、際限なく広がる格差は御免こうむるという国民の意思を、裁判官はしっかり受けとめるべきです。(飯)
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裁判所は労働者に目をむけた判決を
  「これでいいのか労働裁判」シンポ

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 10月12日全労連会館において、全労連・自由法曹団の主催で「これでいいのか労働裁判」と題したシンポジウムが、140人の参加で開催されました。NTTリストラ裁判、日本IBM会社分割、ノイズ研究所「成果主義賃金」、国立病院雇い止めなど近年の相次ぐ不当判決の報告があり、川口美貴教授が各判決の問題点を指摘しました。
 「裁判所に民意の風を!雇用と権利を守る判決を」と掲げられた集会で、全労連・小田川義和事務局長が主催者を代表して、「今年3月26日、日動火災の原告の不利益を認める勝利判決があったが、経営上の必要性を認め、その後NTTの3月28日、29日の地裁ではリストラは妥当とした」司法でも「新自由主義」がまかり通っている。「司法はこれでいいのか」という議論が必要と考え、問題意識の共有と新たな闘いのため、この集会に到った経緯と挨拶がありました。
NTTリストラ裁判を報告
報告する武田書記長
 通信労組から本部武田清春書記長が、大もうけのNTTでの、11万人リストラの違法性を告発し、東京地裁での判決に焦点を当てた「自由意志で選択、女性の遠距離通勤はどこでもあること」とした1審を覆すと決意を述べました。
 日本IBMはHDD部門を会社分割しその後、買収で日立の子会社になり、労働者の意思とは関係なく雇用契約が変わる。
 ノイズ研究所では、年功序列賃金から評価業績制度への切り替えで、賃金低下を認める。労働契約での違反、独立法人化による国立病院の賃金職員雇い止めなど4つの報告がありました。
 いずれの判決も「会社にとって必要と」訴えを退けています。
3つの行動を提起
 生熊茂実全労連副議長はリストラは「善」という時代遅れの司法に対し、選挙結果を届け「民意の風」をふかせて共同の力で法律を変えるため。
@11・16の争議総行動の成功で、あまりにもひどい裁判所を訴える
A宣伝強化で裁判所を包囲する
B法改正も視野に入れた団体署名を強化する
と行動を提起し、自由法曹団・今村幸次郎弁護士は「構造改革に必要なら何でも許されるという立場で、露骨に企業を勝たせている。上ばかり見ている『ひらめ』の裁判所から、世論に乗っかるように、共同の運動を広げ強めて裁判所を包囲しよう」と訴えました。
講演内容
シンポで講演する川口美貴関西大学大学院法務研究科(法科大学院)教授・弁護士・静岡労働局紛争調整委員
 川口教授はNTT問題について、東京地裁判決文を例に配転命令の効力の判断基準として、51歳以上・満了型選択者というリストラ方法に起因している配転であり、▽子会社への(賃金15〜30%減額)での転籍、配転、職種・勤務場所の変更などの必要性。▽配転の対象者の選定規準と適用の合理性、変更後の労働条件(配転先・長距離通勤や単身赴任)を妥当性など、通常の配転における判断基準ではなく独自の判断基準が必要と提起しました。
 また配転に伴う「信義則上の義務を全て履行していること」を使用者に主張・立証させるべき。配転しうる要件を積極的に規制すべきではないかとコメントしました。
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徳島・前田さん 全国からの声援を力に

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企業の横暴許さずと前田さん
 9月末で雇い止めされた徳島・前田里枝組合員の「雇い止め撤回」を求め、マーケティングアクト社(Mアクト社)の団体交渉で、Mアクト四国(当時)は、同一業務で、3年を超えた時点で派遣先は雇用申込み義務、派遣先の意向での雇い止めは違法と追及しました。
 Mアクト社は「販売成績が落ち、能力が落ちた」と発言。116は総合受付であり受注件数が最優先でないはずで、こじつけです。再雇用者の雇用でも「新規雇用にあたらない」と違法行為を居直りました。「労働局の法違反認定では」との追及では「わからない。コンプライアンスは世間との流れで判断」と無責任回答。とても派遣業を営む会社とは思えません。
 全国からの抗議FAXが続くなか、『日亜化学の約束破りを許さない集会』で前田さんは「たたかいは大変で落ち込むこともある。働くことは夢や希望を持って生きることです。大企業に簡単に雇用止めされ、夢と希望を踏みにじられるのが許せない。みんなと共にたたかう」と力強いあいさつを行いました。
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提言
 政治の流れを変える仲間の輪をひろげよう

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 安倍前首相が政権を突然投げ出し、自民党内の権力たらいまわしで誕生した福田政権は後期高齢者医療制度の一時的「凍結」や、障害者自立支援法の「見直し」などによる一時的な軌道修正という、「目くらまし」で衆議院選挙の準備を進めようとしており、民主党は政権交代を最大目的に、「二大政党制」を強調。自民党との対決姿勢を強め、政策の違いを強調しながら衆議院解散、総選挙をめざしています。国会状況は極めて流動的で、臨時国会でも「テロ特措法・新法」が対決法案となり、最低賃金法の「改正」法案や労働3法案、一致し始めている「災害者支援法改正」などの取り扱いも不透明な状況です。
 第2次大戦中の沖縄地上戦での住民集団自決についての教科書記述で、日本軍の関与を否定する検定意見が付けられたことに抗議する沖縄県民の行動が、政府・文部科学省などを動かし始めているように、国民的な要求を掲げた行動で政治を動かせる劇的な状況が生まれています。
 10月17日の経済財政諮問会議では社会保障財源確保のための消費税率引き上げ論議の再加速が合意されましたが、軍事費削減、大企業優遇税制を見直し「税の応能負担」を求める国民的運動の強化が求められています。 現在の格差と貧困の深刻化は、新自由主義に基づく「構造改革」が原因であることに国民が目を向け始めています。地球環境破壊をはじめ「儲けさえすれば」の風潮は赤福餅をこの世から消し去り、国民の生活全般が危機的状況にあります。
 憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ことを保証していますが、国民・労働者こそがその権利の守り手です。
 政治の流れを変え、社会的価値ある労働の実現と、働くものの生活と権利を守り、要求実現運動の担い手としての通信労組運動を大きく広げ、その仲間の輪を広げましょう。
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シリーズB 憲法9条をまもろう
憲法の変質狙う自民党新憲法草案(05年10月28日発表)

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 現在の憲法は、主権者である国民の自由や人権を守る政治を行わせるために権力者を規制しています。
 しかし自民党新憲法草案は国民の義務や責任を強調(前文、12条、13条、29条、91条の2第2項)し、軍事裁判所の規定(76条3項)を置くことで、人権保障規定という憲法の本質を変容させようとしています。前文では国に対する愛情を義務付け私たちの内心にまで干渉しようとします。国家権力への歯止めという最も根本的な憲法の本質を変えてしまうものです。
 9条の2項2では文民統制は骨抜きで、国会の承認が不可欠となっていません。その他の統制でもよいことになっています。
 9条の3の3項の「緊急事態における公の秩序を維持し…活動を行うことができる」とあります。何を持って公の秩序を維持するための活動なのかがはっきりしませんが、国内の暴動などで、国民に銃口が向け、自衛軍がその鎮圧にあたるということです。
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大勝利 NTT企業年金減額認めず
 「経営悪化は認められない」
       ―東京地裁―10月19日

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勝利判決に喜ぶ訴訟参加者のみなさん
 10月19日東京地裁は、厚労省が企業年金受給者の減額を認めないのは不当だとして、NTTが国の不承認の取り消しを求めた裁判で、争点のすべてでNTT側の減額理由を認めず、請求を棄却する全面勝利判決を下しました。この裁判に訴訟参加していた517人の受給者の願いと、企業年金受給者14万5000人の減額を阻止しました。
 
判決要旨
 
勇気が出た判決
NTT企業年金改悪反対全国
連絡会世話人・岩崎俊氏談話
 訴訟参加していた517人の受給者の願いがかなえられました。この判決はNTTグループ企業年金受給者14万5000人の「生活を補完する年金」を守るという画期的なものです。
 また各企業で「企業年金の減額」の争いになっている人たちを大いに勇気づけるものとなっています。
 また全国で闘われているNTTリストラ裁判での争点の1つに「NTTは経営・財務状況は悪化し困難」という主張を崩し、11万人リストラをしなければならないほどの財務状況では無かった事が、国と司法において明らかにされた事でも、これからの裁判に大きな影響を与えるものとなりました。
 
当たり前の判決
NTT企業年金裁判
小部正治弁護士
 判決の特徴は経営財源と年金財源の関係について、「キャッシュバランス」は減額であり、「減額については経営状況からやむをえない措置であるべき」「現在の経営状況では考えにくい」として、厚労省の言い分に裁判所がお墨付きを与えてくれた。
 「労使自治」についてもNTTと最大労組が決めても「2万人が反対している事実は重い」とし、ある面で「泣かせる判決」という事もいえるが、法律を当たり前に適用するとこういう判決になります。
 
職場の声
ほんとによかった、健康保険と介護保険で年間30万円になる、厚生年金は月額15万円ぐらいなので助かる頑張ってくれている人のおかげだよね契約行為をしているのに勝手に利率を下げる事は出来ないはず。たとえ倒産したって払ってもらわなければ許せない(東京)これで最高裁の判決まで減らされない月に約1万円の減額がされないことは、大変助かる。良かった、よかった(契約社員 東京・愛知)年金受給者・通信労組が参加したことで、勝利が公になっている(三重)門前ビラで、「裁判のびらですね?」と受け取る前に(東京)
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最近のとりくみ・動き

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静岡地裁始まる
  松山、地裁判決へ
挨拶する鈴木秀雄原告団長
 10月12日静岡地裁で第1回証人尋問が開かれました。中山元静岡支店長は、肝心な事は「知らない」と逃げの姿勢でした。
 続いて、松浦利雄前静岡支部委員長に対して「OS会社の名前、資本金、規模選択の判断材料になるのか?」と質問があり、OS会社の展望も示さずに選択させることは「写真も履歴書も見せずに結婚せよというのと同じ」との傍聴席からの声も聞かれました。岡本順一郎さんも証人尋問に決まりました。
 松山裁判の判決は、来年2月20日です。
 
ディーセントワークを掲げて
  パート臨時労組連絡会総会
時給1000円を含めて
 10月14日、全労連パート・臨時労組連絡会の第7回総会が、「貧困と格差を解消し、ディーセント・ワーク(人間らしい仕事)を実現しよう」と題して開催されました。23単産48地方組織から71人が参加し、本部から執行委員の菅原淳子・志賀正雄が出席しました。
 最低賃金1000円の要求や、均等待遇実現めざした、08春闘を含めた方針を確認しました。菅原中執は、徳島・前田里枝さんの雇用止めになった状況と、闘いへの支援を訴えました。
 
約束を守らない会社は許せない
  「日亜化学」集会で前田さん挨拶
山田委員長もデモに参加
 10月14日、本社のある徳島県阿南市で「日亜化学は約束を守り、青年労働者を直接雇用せよ」と青年の正規雇用を求める集会開かれました。通信労組から、雇用止めを闘う前田里枝さんが連帯と激励の挨拶をし、山田委員長も参加しました。
 来賓の小池晃さんが涙ぐみ発言ができなくなったり、決意表明した日亜化学の5人の青年も、涙の訴えで感動にあふれました。その後参加した330人は、市始まって以来のデモ行進でアピールしました。
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シリーズ人 8 十人十色

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障害者とともに今年も登った金剛山
馬場克己さん
NTT西日本ー関西
生野サービスセンタ
富田林障害者登山の事務局長
大阪地域分会・副分会長
 四季を通して山はいい。勤労者山岳会(労山)に所属して30年。 1982年から「障害者も共に登ろう」と始まった障害者登山。「身近な山で、より多くの人」と大阪・金剛山に登り続けて26年目。
 今年9月16日は養護・福祉関係の人も含め、211人の仲間たち。知的、身体、肢体などの障害者、車イスにはロープを付けてみんな力を合わせて登ります。今年は熱中症が心配でした。過去に転倒などで救急車を呼んだ事や行方不明騒動もありました。
 街中のバリアフリーは進んできましたが、ハンディを背負っている者にとっては充分とは言い切れません。私たちが大事にしてきたのは、健常者が障害者を連れていってあげるのではなく「共に歩もう」「共に流す汗は、新しい明日をつくる」がテーマです。
 なんか、私たちの組合活動にも似ていませんか。
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すぐソバにある通信労組 元気充電完了
  各地の交流会

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通信労組愛知支部 「そば打ちレク」
 10月13〜14日、岐阜県中津川市の「炭焼き小屋」で、愛知支部恒例のそば打ち講習会(講師、後田さん)を開催しました。大阪からも顔見知りが駆けつけ12人がそろいました。まず始めに、講釈があり、「そば粉は何とか県産の粉で、安いそばは外国産の粉、この粉は国産で更科の挽きでと」訳の解らない話をうわのそらで聞きながら、心は「早くそばを食べたい」と、出来上がるのを待ちました。さすが「講釈があるだけのことはある、絶品のそば」誰もが今まで味わったことないと、会話も無しに、一気にそばは売り切れました。
 料理自慢のおじさんがイカの刺身を作ってくれたり、バーべキュー&蕎麦湯の割焼酎にも感激、夜遅くまで飲み語り合い明日からの元気を一杯充電しました。
 皆さんは気が付いたかわかりませんが、満天の星空も「絶品」でした。(愛知・飯田)
 
東京分会
 山古志村 湯沢へ
 台風で中止を心配しつつ、総勢16人「山古志の闘牛」を見て長岡花火会場に。心地よい風に吹かれ、花火の大きさと音の迫力に大満足。
 翌日、久保さんの別荘でごちそうさま。震災の爪を残す山古志を見ながら湯沢温泉へ。うどんすきと舞茸の天ぷらを堪能。(東京・山崎)
 
レポート提出で汗をかく(東京)
 勤通大基礎コースを受講しています。レポートの提出を前に、東京学習会議からも参加してもらい、組合事務所で学習会を開きました。
 人生をほんとうに人間らしく生き、働くためには…中略…団結してその解決のため妨げているものとたたかうことが大切なのではないでしょうか。(勤通大基礎コース教科書「はじめに」から)
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読者からのお便り

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もう、思いは次期祭典
 島根 田中 昭
 中国地方の3支部は「中国合同」として『電通のうたごえ祭典inさんたま』に10人で参加しました。創作曲の「カメ虫の歌」と「ねがい」を歌い「激励賞」を受けました。来年は、金沢で開かれると決まり、これから参加の準備にかかり、みんなで労働者を励まし連帯できる歌を創りたいと思っています。祭典から松江に帰ったら、風がさわやかで夜はふとんを掛けて寝るくらい涼しいです。それでも日中は汗が出るくらいです。
 
地道な宣伝が定着
 大阪 岸本満栄
 昨年の7月から「業務運営体制の見直し」により京都の長岡京市にある京都マーケティングセンタで光の訪問販売とアンケート調査をしています。今年の夏は暑かった!月に2回、早朝8時〜8時30分にJR長岡京駅前と阪急長岡天神駅前でNTTのリストラの実態のチラシを配り、横断幕やハンドマイクで街頭宣伝をしています。受け取ってくれる人もけっこう多いのです。チラシをとらない人でも横断幕をじっとみたり、電車のホームから訴えに耳を傾けてくれます。名古屋から新幹線通勤の組合員も参加しています。地道にこれからも続けていければいいなと思います。
 
自民党にグウの音を!
 群馬 深沢尚伊
 自民党惨敗を、自民党政治の終わりにまでもってゆき大企業の横暴もこれまでにしたい。
 
発想の転換で営業活動もまた…
 兵庫 望月一裕
 現在尼崎の兵庫センターにきてはや1年が過ぎました。調査営業という限られたエリアでの仕事ですが、今まで来たことのない所で、新たな発見をします。発想の転換で逆境をバネにして、有意義な営業活動を心掛けています。
 
仲間が増えて…
 兵庫 沓掛晴赴
 今度新しい組合員が入りました。元気をもらっています。
 
目にあまる福利厚生の切り捨て
 千葉 根本文男
 社宅宣伝をしようとして驚きました。ここ1、2年で、いくつもの社宅や独身寮が廃止になっていました。福利厚生の切り捨ては目に余るものがあります。1兆円も、もうける大企業がやることか!
 
もうすぐ「卒業」
 福岡 堀 謙治
 NTT卒業まであと半年になりました。もうすぐ還暦ですが、年を取った自覚がありません。ほっとするのか、それとも寂しくなるのか?
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フクちゃん コウちゃん
  第118回 byけいこ

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