機関紙「通信労組」
「通信労組」第306号(2006年11月5日)

教育基本法改悪法案は廃案に
 10.14教育基本法改悪反対大集会東京
 
NTT年金訴訟
 「受給者517名」の訴訟参加認める
 
NTTグループではたらく仲間のつどい
 「9条の会」をつくって集まろう
 
新組合員の声
モ〜だまっていられない
 岩手支部 加藤、深沢、川又さん
 
「鳴動」
 
「提言」
 職場「9条の会」の結成促進で平和の共同を一気に広げよう!
 
地域会社特集 113
 
札幌裁判に反響続ぞく
 「たたかって良かった」
 「良識が示された」
 「NTTに大義なし」
  元気を与えた札幌裁判
 
IP電話は大丈夫か
 根本的な対策と検証を
  (前号からの続き)
 
最近のとりくみ・動き
 
笑いあり、感動あり、元気がでたよ
 働く女性の中央集会
  10月21日〜22日 蕨市
 
フクちゃん コウちゃん
 
読者からのお便り

   
教育基本法改悪法案は廃案に
 10.14教育基本法改悪反対大集会東京

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    集会では、都教組の中山伸委員長が開会あいさつ。「教育基本法改悪法案の成立を許さないたたかいは、日本の明日の進路にとって重要な意義がある」と訴え、全労連・坂内議長は「労働者が先頭に立ち、教育基本法改悪や憲法改悪のたくらみを阻止することは、労働者すべての要求課題を保障することになる。未来をかけたたたかい、すべての国民が力のすべてをふりしぼってたたかいぬこう」との呼びかけに「ヨーシ」のこだまが会場に響きました。
 評論家の佐高信氏、国立市長の上原公子氏が連帯あいさつ。佐高氏は「愛国心」の押し付けの危険性などについて述べ、上原氏は、法案に「公共の精神」ということが入ったことで、基本的人権が制約されるようになることを指摘した。日本共産党の志位委員長が国会情勢を報告。社民党の福島党首からのメッセージが読み上げられました。
 通信労組から東京・千葉・神奈川あわせて63名が参加しました。集会に先立ち千駄ヶ谷駅前で「NTTリストラ裁判公平判決を求める署名」を1時間集め370筆集約。
 デモ行進途中、郵政の仲間から「NTT問題は明日はわが身、頑張れ」と声をかけられました。
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NTT年金訴訟
 「受給者517名」の訴訟参加認める

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 10月23日、東京地裁はNTT年金訴訟についての訴訟参加を認める決定を出しました。
 NTTが、受給者の年金減額を認めなかったのは不当として、厚生労働大臣を相手に「決定」の取り消しを求めた裁判に対し、517名受給者が厚生労働省との共同訴訟の補助参加を認めよと申立てていましたが、「参加申立を許可」しました。

▼岩崎 俊(全国連絡会代表世話人)のコメント
 「NTTが訴えている年金訴訟の結果は、私たち受給者には直接影響を与えるもので、地裁の決定は当然です。NTTの『認めるな』の主張をことごとく失当と断じ訴訟参加を許可したことは、第1段階での勝利です。受給者517名の参加を認めよの陳述書の声が裁判所に届いた結果です。『減額不承認』が取り消されないよう今後も奮闘します。」
【解説】
 被告(厚生労働省)、原告(NTT)という形です。NTT側は、受給者の裁判参加に反対した。今回、厚労相の主張を補佐する「補助参加」でなく、原告・被告に対して独自の主張ができる「訴訟参加」となりました。
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NTTグループではたらく仲間のつどい
 「9条の会」をつくって集まろう

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 10月17日、実行委員会が開催され、日程や内容が決まりました。「NTTグループ労働者9条の会」全国連絡会結成総会となります。(チラシ参照)。
 各地の「9条の会」の活動状況は、●東京分会9条の会がなくなる。職憲法前文読み合わせした。草の根の活動が課題。●埼玉飲み会から始まり22名・遊就館見学。●大阪大阪城の元館長の話を聞く集会計画。●愛知昨年結成・105名・年2回交流と親睦会・学習会ニュース発行。だどが報告されました。
 重要なのは、職場で3人集まったらつくること、そして登録する。そのために登録証ひな形を作ること、本部が「職場9条の会」をつくる呼びかけをすることを決めました。
 職場でのたたかいや、地域会社の交流もし、通建労働者、派遣社員からの参加も募って成功させましょう。
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新組合員の声

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モ〜だまっていられない
 このままではもっと悪くなる
   岩手支部 (左から)加藤、深沢、川又組合員
 成果業績賃金が導入され、いまでは賃金は3割どころか4割カットです。仕事も、NTT本来の業務をOSにだし、職場を無くしておいて、残るのか、退職かをせまる制度は、本当に汚いと思います。
 これを組合が容認する、これが本当に労働者の立場にたったものなのか大いに疑問です。労働組合は労働者の悩みや要求に応えるものと思っていましたが、NTT労組では望めないことを身にしみて感じました。
 60歳の退職まであと何年もないですが、通信労組を選択し、50歳定年制や成果賃金制、企業年金減額など職場労働者の要求に反する施策の撤回、また団塊世代が退職を迎えています。定年延長をめざして頑張りたいと思います。
あなたも通信労組へ
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鳴動

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 「平和」の対義語は、いうまでもなく最大の組織的暴力である「戦争」です▼先の大戦の悲劇的体験のなかから、現在の日本国憲法は制定されました。以来、戦争放棄の条項を持つ憲法が、権力者がかってな政治をしないように規制をしてきました▼今、この平和が脅かされつつあります。9月26日に発足した安倍憲法改悪内閣は、憲法と教育基本法の改定を公言しています▼改憲の第一ステップである「国民投票法案」は、継続審議中ですが、「国民の過半数」を獲得するために公務員や教員の国民投票運動を規制するなど「改憲に反対する」運動を犯罪とみなす、言わば「憲法改悪反対運動弾圧法」になる内容を含んでいることは極めて重大な点です▼私たちの憲法改悪阻止運動の争点は、単純明快です。戦争放棄の第九条を変え、日本をアメリカとともに海外で「戦争する国にするのか否か」です▼北朝鮮の「核実験」を憲法改悪推進の「道具」にさせてはならないし、アメリカと財界の要求に応えて、国民を戦争に引きずり込もうとしている勢力との「壮絶な闘い」です▼「徴兵制」によって、私たちの子どもが戦争にとられることがあってはなりません。(志)
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提言

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職場「9条の会」の結成促進で平和の共同を一気に広げよう!
 安倍政権は、公共サービスの「商品化」や労働者保護の規制緩和をさらに進め、企業の儲けの自由を拡大する「小さな政府」への「改革」や、日米軍事同盟の強化と、その障害となっている憲法「改正」をさらに突き進めようとしています。
 特に、教育改革を強調し、復古的な「小さくて戦争をする強い政府」づくりを公約に掲げています。開会中の臨時国会では、教育基本法や「テロ特措法」などの成立が優先され、新規法案の提出も限定されています。
 全労連は、このような状況も踏まえ、@毎週水曜日の国会行動の成功、A国会を世論で包囲するためにも、進めている「教育基本法改悪反対署名」や「民投票法案成立反対署名」などの集約に全力をあげ、国会行動に反映させること、B教育基本法各界連絡会規模で作成するビラも活用し、「網の目行動」と一体で展開する宣伝行動の全国的な強化、C教育基本法改悪反対連絡会主催の十一月二日、国民大運動実行委員会などの共催による十一月十七日などの中央行動を成功させるとともにこれらの集会とも連携した地方段階の行動の成功をめざすことを当面の行動として確認しました。
 「全ての課題に優先する運動」として憲法闘争の飛躍的な前進をめざすうえで、いま、生産点である職場「9条の会」の目標を持った結成促進は欠かせません。
 組合員のいる職場で三人寄れば「9条の会」を結成し、地域や都道府県単位も含め、十一月段階でNTTグループ内でスケールの大きな平和の共同を一気に広げましょう。十二月九日から開催される「NTTグループで働く仲間の集い」には、その成果を持ち寄り、「NTTグループ『職場9条の会』全国連絡会」の結成を高らかに宣言しましょう。
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地域会社特集 113

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技術の継承・要員不足・集約
 NTTは責任を持って解決を
就業前の113
 京都支部大会で、「10月1日から土・日の故障修理が実施されるが、対応する人員が不足している」、「113や116職場では、社員の穴埋めを派遣社員でしているが福利や労働条件にあまりにも大きな差が生じている」と深刻な職場実態が報告されました。
 
岩 手
将来になかなか希望をもてない(工藤)
 以前の113職場は「暇なほど、設備が安定していて良いんだ」と先輩に教えられました。最近の113職場は「働き度」「稼動」を求められ、大変忙しい職場になっているのに、将来になかなか希望をもてずにいます。
 岩手の職場は44名の社員で、業務は電話故障の受付、手配、フレッツ系のセットアップ、故障受付、故障立会い、故障統制などです。10月末にはひかり電話のセットアップ、故障受付がひかりサポートセンターに移行されます。
 職場では退職者の後補充もなく、契約社員で乗り切ろうとする会社の施策に強い不満があります。
 岩手ではアナログ系の故障受付は契約社員に頼らなければ成り立たなくなっていますが、時給875円で社員と変わらないスキル、働き方を要求され、退職年齢まで勤められる方は少数です。
 また、ひかりサポートセンターへの業務集約は、スキル不足に陥る危険性があるため、スキル維持の施策をとの声も多く聞こえます。
 今後重要なことは、組合の違いを乗り越えた職場の声の形成が急がれます。
 
福 島
応対技術の継承大丈夫なの?(鈴木)
 福島の113センターは、「ステップ2」での総合会社発足時、フレッツサポートセンターと改称、所属も営業部へ変更されました。職場の中に、「なぜ営業部なの?なぜ113センターでないの?」という意見が多く聞かれました。
 総勢54名、正規社員69%。担当は、113・114受付、IP故障・コンサル受付、PC無料セットアップ受付ですIP系の受付は、すべて派遣社員で対応してます。
 受付試験台からの離席は、統制に一言かけてから。着呼は、ピンポイントで着台者めがけて来ます。応対者を24時間記憶、同じ電話番号からの着呼はその着台者に優先的に入ります。雷、災害時は、蜂の巣状態。着呼が止まらず離席が非常に困難になります。
 応対には、それなりの応対技術が必要ですが、退職者の後補充は全て派遣社員となっており、その継承に不安があります。ひかり電話関係の受付が、ひかりサポートセンターへ移行されましたが、「中期経営戦略」でひかり化が推進されると、113センターが先細りとなり集約が実施されるのでないか、それはいつなのかなどという労働不安の声が聞こえて来ます。
 
岐 阜
体制不備の土・休日受付(古田)
 固定電話の故障修理派遣は、曜日に関係なく、9時〜17時の時間帯に実施し、夜間・深夜帯については特別な場合と、西日本エリアは統一されていたようです。IP系の故障修理派遣は、契約約款では土・休日はなく、有償での修理となっていたようです。(地域差があり、東海は対応)今回約款の変更で、固定電話と同じ扱いにしました。
 10月1日から実施されている土・休日の故障修理派遣について、専用サービスや、他事業者(ダークファイバ・ドライカッパ等)にも対象が拡大されました。受付は録音受付が11センター(別紙参照)でしたが、今回昼間帯は全てオペレータ受付となり、利用者には、サービスの拡大・充実です。
 しかし、録音受付からオペレータ受付への変更は、要員不足が慢性化している職場の中で、更なる要員不足を生じさせ、場当たり的な派遣労働者の雇用、オペレータの「促成栽培化」を助長しています。
 
愛 媛
重要な問題・要員不足(仙波)
 通常愛媛は日に200〜300の呼量があり、お客様サービスにとって重要な部門です。また台風・落雷などでは故障も多く、これらの問題を考えないで企業の利益だけを優先する集約は絶対認められません。
 NTTが「安心・安全」に貢献するというならば、災害時に必要な部門を存続することは最低の保障です。必要な経費は削減せずお客様サービスを優先するために、四国での113番受付一拠点化の方針を中止することを強く要求します。
 故障修理部門で最大の問題は、要員不足です。ほとんどが1人作業で、10月にバランスを崩して手を骨折する事故が起きました。事故防止には2人作業を基本にすることが求められています。またサービスにも影響し、長雨や、落雷で故障がやや増えただけで当日修理が不可能となり翌日まわしになります。故障修理の要員増こそいま求められています。
 さらに、高年齢化も進み、技術の継承も大問題になっています。「NTT会社」では社員を採用せず、契約社員は1年間の契約更改では安定した技術者を育てることは出来ません。

派遣社員の正規採用を
 要員不足の解決には、非正規社員への置き換えを止め、NTT労働者と同じ労働条件で新規採用、非正規社員の社員化することです。また技術の継承の保障です。NTTがサービスに責任を持つ立場であり、「親会社」の責任で実施を求めます。
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札幌裁判に反響続ぞく
 「たたかって良かった」
 「良識が示された」
 「NTTに大義なし」
  元気を与えた札幌裁判

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   9月29日のNTT11万人リストラ判決は、全国紙も取り上げ報道しました。多くの人が、喜びの声や関心を組合員に寄せてくれました。
北海道発
喜びの勝利報告集会
 北海道では奥村過労裁判での1審・2審、今回のリストラ裁判の勝訴で、もっか3連勝中です。営業支店の法人営業部がOS化された為2005年7月に原告4名が札幌に戻っていました。5人のうち4人は道内配転という他の地方とは違った条件での判決なので少し気がかりでしたが、そういう状況下でも配転の違法性を認めて、原告全員に慰謝料の支払いを命じた判決は画期的勝利といえます。
 判決後の職場では、「勝って当然といえるが良くやった」「ネットのメディアプレーヤー原告のインタビューの全てを見た」「最近感動した事が2つある。NTTリストラ裁判勝利と東京地裁の日の丸君が代勝利だ」「勝利判決の記事が職場の休憩室・職場に撒かれた」など数々の激励をいただき、大変ありがたく思っています。残る4地裁でも勝利してNTTリストラを断罪しようではありませんか。共に頑張りましょう。
 
大阪発
 喫煙室で担当課長「札幌裁判勝ちましたね」「会社はずーと負けていますね」「控訴するんでしょうね」「大阪裁判にどんな影響与えるのでしょうかね」と話しかけてきました。今回の意義を話し、「それでも東西会社は反省無に、見せしめ嫌がらせ配転を続けている」ことに耳を傾けてくれました。
 隣の労働者から「札幌の裁判勝ちましたね。大阪どうなりますか?」と問いかけ。それがきっかけで職場で話題になり、「会社は連敗続き、でも控訴して時間稼ぎするのだろう」と無反省な会社に批判が集まりました。
 
愛知発
 PTA役員から、「本当によかった、NTTみたいな大企業がやりたい放題だったら私の旦那の中小企業では何をされるかたまんないもんね!」と自分の事として話してくれました。
 
神奈川発
 慰謝料も認められる全面勝利。これで東京も勝てると力強く感じた。
 家族に裁判の話をすると、決まって「大企業NTTにはむかったってどうせ勝ちっこないんだから」と言われ悔しい思いをしてきた。東京でも絶対勝利めざして頑張る。
 
各地の勝利判決めざし
 署名推進にはずみつけよう
東京発
 勝利判決は、葛飾でも、集会や区労連の会議で「新聞で見たよ」「よかったね」「事務所に署名用紙を切らさないように」「署名用紙を届けて欲しい」など声があがり、東京での勝利判決をめざし、弾みがついています。
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IP電話は大丈夫か
 根本的な対策と検証を

    (前号からの続き)

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普及に追いつかぬ人材育成
 ひかり電話はIP(インターネットプロトコル)技術による、低価格が特徴で、今回企業など80万加入が影響を受けた。短期間で契約数が92万回線と半年で倍増の勢いで増えている。しかし、今回設備的には十分な要領があるにも関わらずソフトの能力が10分の1しか発揮出来ないように設定されていたケアレスミス。ソフトの検証体制が問われる。高部社長が「100年前からの交換機を使う電話網に比べノウハウ不足は否めない」と記者会見で発表したが、商用サービスの急速な普及に技術者育成が追いつかないのが現状。
 
再発防止は急務
 NTTグループは、2010年までに全世帯の約半分の3000万世帯に光ファイバーを敷設する計画。「ひかり電話」は計画達成上、ブロードバンドサービスと並ぶ重要な役割を担う。技術のノウハウや技術者の育成、「光技術の基本的な設計」に問題は無いのか。現場の施工や工事体制の未整備のまま、販売再開を急ぐのは早急ではないか。
 東エリアに続き、西エリアでも大規模・長時間故障で「ひかり電話」が主要な通信手段となるにはまだ課題が多い事を浮き彫りにした。抜本的な再発防止の対策が重要。
 
国民の為のユニバーサルサービスを
 日本ではブロードバンド(高速大容量)通信が全世帯の4割近くに普及した事でIP電話の利用者数も1200万世帯に達した。大半は既存の電話回線を使ったADSLによるもので、障害でも通常の固定電話が使える。IP技術に依存する「ひかり電話」は今回の場合のようにつながりにくく最悪の場合は警察消防などの緊急通報に影響を与えかねない。
 有線通信の安定性は実証済みだ。光と共存しながら、光を利用できない国民にもあまねく公平にブロードバンド利用ができる為に、有線設備の維持管理や保守の設備投資も必須である。
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最近のとりくみ・動き

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真犯人は誰だ!
 シンポジウムに120人が
 真犯人は誰だ!「使用者責任を問う」と銘うったシンポジウムが、10月8日、東京・飯田橋のしごとセンターで開かれ、労働組合、弁護士など59団体から120人が参加しました。通信労組は山田委員長が、2004年度以降1500億の経常利益とわずか3年で1兆円規模の内部留保の上積みを明らかにし、利益追求のためだったことを、パワーポイントを駆使して、リストラの「真犯人」・親会社の使用者責任を浮き彫りにしました。
 
初の団体交渉
 深刻な状況打開へ
   9月27日、大阪地域分会は、労働条件の大幅な切り下げにより社員の生活は深刻な状況であり「成果業績主義賃金」制度の下でいっそう賃金が低く抑えられ、士気は低下し職場の活力を失わせているとして、財務諸表や事業計画を明らかにすること。賃金の引き上げ、「成果業績主義賃金」廃止ひかり電話の故障対策、技術の継承・派遣社員の社員化、フィールド部門の昼休憩場所の確保などの要求で、結成してから始めての団体交渉を持ちました。
 
決意あらたに要求実現へ
 10月28〜29日に「東北電通学習交流集会」が花巻温泉(岩手県)で開催され46人が参加しました。小笠原基也弁護士が「憲法が守る労働者の権利」、平岡特執が「これでいいのかNTT」の講演。学習と懇親会で、職場が大変な状況や、会社が今後のあり方を示さず、労働者は不安を抱いていることなどが話され、今回の「学習」をバネに職場での対話をひろげ、要求実現に踏み出そうと決意を新たにしました。
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笑いあり、感動あり 元気がでたよ
 働く女性の中央集会
  10月21日〜22日 蕨市
 

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 「ストップ!教育基本法・憲法改悪!拡げようくらしと平和を守る女性の力を!つくろう人間らしく働くルールを!」をスローガンに、第51回「はたらく女性の中央集会さいたま」開かれ通信労組から、のべ20名が参加しました。
 全体会のオープニングは教員の職場を題材にした替え歌や「ヒロシです」をもじった「教師です」などに、笑いながらも身につまされJMIUカルテットのフルート演奏にうっとりし、埼玉の労働者の文化的レベルは高いと言う声しきり。
 講演は朝日新聞社記者の伊藤千尋さん。「世界を駆ける特派員9・11を体験した記者が語る平和憲法」と題し「ベネズエラやコスタリカなどでは、子どもも憲法を勉強し、自分の権利が侵されたら国を訴えるということをしている」と憲法を生かし使っていく事の重要性を熱く語りました。
 争議団の訴えでは「11万人リストラ」を東京原告の金子さんが、「駒井清美さんを愛知に戻す会」を大阪支部の前川さんが訴えました。
 「通信労組の参加者全員が壇上でスッポトライトを浴びた訴えは、とても良かった」と感想が寄せられています。
 2日目の分科会では「元気に美しく働きつづけるために」の分科会に多くの組合員が参加、メンタルチェックやリラックス体操で心身ともにリフレッシュしました。
 来年「ぜひ北海道に行きたいね」と来年の開催地北海道に思いをはせ、帰途につきました。
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フクちゃん コウちゃん
  第106回 byけいこ

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読者からのお便り

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孫の誕生、心待ちに
  千葉・山田淳子
 読ませていただいている「お便りにゅうす」が機関紙コンクールで特別賞に入ったようです。嬉しく思います。これからも頑張ってください。私もできることは協力したいと思います。私的には、息子が結婚し、来年、孫が誕生することになったことが嬉しく感謝しています。
 
駒井さんの署名次々に
  大阪・大杉タツ子
 「駒井さんを地元へ戻せ」の署名と「愛知に戻す会」の会員を私の近所の奥さんや知人に訴えました。署名用紙の内容を読んで「これはひどい」と次々に1000円〜2000円のカンパをしていただき署名55筆と会員に6名がOKでした。
 
後輩の頑張る様子嬉しく
  大阪・古家孝夫
 読者からのたよりに兵庫の望月君がでており、元気に頑張っているたよりに嬉しくなりました。私の後輩で、仲人もしたかな〜。とにかく元気なのが嬉しかったです。
 
CSRが泣いている
  兵庫・渡辺 孝
 7月に「NTT西日本本社に営業は無い」と言うことでアンケート調査をする「マーケティング営業」に配置させられました。しかし、実態は、アンケートをとりながら営業販売をするという業務内容です。アンケート商法は違法では?という質問には「マーケティングリサーチ協会の訪問販売に関する法律に抵触しない」と言ったり、「マーケティングリサーチ協会の活動とは別次元だ」と言ったり、その都度説明はころころと変わり、「言葉あそび」のようでよくわかりません。
 きっとNTTのコンプライアンス(法令遵守)やCSR(社会的責任)が泣いているよ。
 
地元には戻ったが…
  岐阜・各務正明
 7月に、地元に戻ることができましたが(来年3月定年)仕事が有りません。ハイフン会社の手伝いをしています。こんな状況を早く解消したいものです。
 
3回目の骨折にも負けず
  滋賀・池田和子
 読者からのお便りを読んで同じ感動を味わったりしています。「116で標語が180枚という品のない落ち着きのない職場」を告発されているが、異常ですね。まともの経営ができていない証拠ですね。3回目の骨折入院中ですが皆さんに負けないよう。ガンバ!です。
 
嬉しい後輩の結婚
  大阪・S・H
 最近、後輩が結婚しました。やや高齢になっていてヤキモキしていたのですが、幾多の困難を乗り越えゴールイン。新郎の高齢のお母さんと同居生活でお母さんも安心されています。共働きで、回りもうらやむ仲のよさ、どちらも仕事が大変なのに、顔に出さず頑張っています。よい話しをあまり聞かない昨今に、明るいニュースでうれしく思っています。早速、知り合いに声をかけあい、祝賀会を持ちました。両人の前途を祝し、皆と旧交を温め合い、昔の職場の仲間からも実状などをきくことができました。
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