「通信労組」第507号(2023年8月10日)

 
 
原水爆禁止2023年世界大会
署名を軸に核兵器廃絶の行動を
日本政府に禁止条約参加を迫ろう
 
  「提言」
岸田政権の横暴を許すな
核兵器廃絶で世界平和を
 
 
 
  「鳴動」
 
   
「2面」

 
 
  団体交渉報告
(ビジネスソリューションズ)
 
  2023年原水爆禁止国民平和大行進 
   
戦後78年平和の道を歩き続ける 
 
 
第68回はたらく女性の中央集会イン長野に参加しよう 
 
 
 
  フクちゃん コウちゃん
   
お楽しみ クロスワードパズル 
   
 
読者からのお便り

 
   
原水爆禁止2023年世界大会
署名を軸に核兵器廃絶の行動を
日本政府に禁止条約参加を迫ろう

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世界大会会場となった長崎市民会館横で、JMITU中央本部代表団のみなさん=8月7日、長崎市内
 
 
   「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をかかげ8月4日〜8日まで開かれた原水爆禁止2023年世界大会は、すべての国の指導者に核廃絶に向けた緊急の行動を訴えるとともに、禁止条約を力にただちに行動に立ち上がろうと呼びかけました。
   
  ■原水爆禁止世界大会JMITU代表団
 団長 宇佐美 俊一
   
   JMITU中央代表団17名が原水爆禁止長崎世界大会に参加しました。

 大会1日目の開会総会に到着後すぐに参加。

 海外参加者からの発言や各県発言では、九州各県と沖縄本島、南西諸島の全ての島に軍事基地とミサイル配備が進んでいることや、米軍と一体化して他国攻撃への前線基地化する実態がリアルに報告され、戦争準備の進む現実を強く受けました。

 2日目は台風の影響で軍艦島上陸は中止となり、2人が分科会へ。

 他の人は、朝から日本二十六聖人殉教地や「市内原爆遺構」を巡り、炎天下、坂道の市内を歩きました。

 原爆の爆風で一本柱の山王神社鳥居、爆風で浦上天主堂の鐘楼ドームががけ下に滑落した遺構などを巡り、午後は閉会総会に参加。

 多くの若者が演壇に上がり核兵器廃絶の運動を報告し訴えていることに感動を覚えながら長崎を後にしました。
   
  ■怒りを連帯の力に
 運動を前進させよう
   
   通信産業本部執行委員
 大村 美恵
   
   大会2日目、「被爆の実相を世界に―被爆者援護・連帯」の分科会は、多くの参加者で会場があふれ返りました。

 発言は被爆者をはじめ相談員、韓国やマーシャル諸島の被爆者の方など多岐にわたりました。

 「被爆者」と認められずに、放置されている方々がまだまだ多くいるのだと言う事がわかりました。

 アメリカに対する怒りを連帯の力につなげ、運動を前進させようと決意を新たに誓いあいました。 
   
  ■核兵器は絶対に
 廃止しなければ
 
   
   岐阜支部組合員
 松葉 正之 
   
   78年前、父が志願兵で海軍に所属し、呉市で原爆の強烈な光を見ました。

 隊長の「広島駅を復興する」との命令で、広島に入り被爆しました。

 私は被爆二世です。

 核兵器も原発も、核は絶対廃止しなければならない強い思いで参加しました。

 参加して、若者が多く核の廃止を訴えている姿に深い感銘を受けました。

 台風6号の影響で日程が大きく変更されましたが有意義な原水爆禁止世界大会でした。 
   
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提言

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   岸田政権の横暴を許すな
 核兵器廃絶で世界平和を
 
   岸田自公政権は6月16日に「骨太方針2023」を閣議決定しました。

 その方針にもとづき先の通常国会で、多くの国民の意思に反した「安保3文書」の具体化として5年間で43兆円の大軍拡を進める「軍拡財源法」「軍需産業支援法」を強行成立させました。

 その狙いは敵基地攻撃能力の保有とともに、アメリカが求める「統合防空ミサイル防衛」への参加です。

 南シナ海での有事を想定した米軍戦略にもとづく、九州各県と沖縄本島・南西諸島全島への基地設置とミサイル配備増強は、米軍の戦争準備のために日本を前線基地化するものです。

 国民の大多数は平和を願い日本国憲法は戦争放棄を明記しています。

戦争準備の前線基地強化と軍需産業を復活させ、武器づくりと輸出を促進させるのは戦前の軍事国家へ道を開く危険な暴走です。

 歴代政権で「国民に物言わず命と暮らしを破壊する」政権は、岸田自公政権しかありません。

 いま世界で唯一の被爆国であるこの国の政治を担う非道な岸田政権に対し、核兵器の「共有」を持ちかける「日本維新の会」などと言う政党まででるほど危険な情勢となっています。

 その一方、核兵器禁止条約が発効し条約署名92カ国、批准68カ国となり、「核兵器禁止条約に署名、批准を求める署名」は130万4019人となっています。

 「平和、いのち、くらしを壊す大軍拡、大増税に反対する請願署名」とあわせて着実に運動を広げていくことこそが重要です。
   
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「2面」

  
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団体交渉報告
(ビジネスソリューションズ)

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ビジネスソリューションズ交渉団=7月21日
 
  ■恣意的評価はパワハラだ!
   
   7月21日、大阪市内で実施した団体交渉は、エキスパートスタッフ組合員が、オーダーチェック件数が他の社員より少ないため「M評価」(標準)に達していないと不当な低評価を受けたことに対して実施。

【組合】オーダーチェック件数を理由に「低評価」としているが、昨年度設定の評価目標にはチェック件数は入っていない。
 それを評価判断基準とするのはおかしいではないか。
 当該組合員が面談時に「オーダーチェック内容の把握」を聞くも、上長は項目ごとではなく全体の件数のみしか把握しておらず、後日、上長から「良くやってくれている」と自らのマネジメント不足を認めている。
 組合の「業務努力と成果結果を踏みにじる恣意的評価の撤回要求」に

【会社】評価について会社は責任を持って対応している

【組合】上長の恣意的「低評価」で年間30万円以上減収になる。「低評価ありきの恣意的評価」であることは明白だ。

【会社】双方納得のいくまで話し合って下さい

【組合】上長が納得いく説明をしないのは「納得性・透明性」の絶対評価制度からの逸脱であり無責任な対応だとして強く抗議を行った。 
   
   
 
  ビジネスソリューションズ交渉団=8月10日
   
  ■マルチスキルでストレス増 
   
   8月10日、大阪市内で「今年7月のセンタ運営体制の見直しでサポートビジネスセンタの業務統合に関する組合員の労働条件等に関して」の交渉議題で団体交渉が行われました。

【会社】「センタ運営体制の見直しでリモートサポート(リモサポ)、オフィースサポート(オフサポ)の機能統合は、今後の事業環境の変化に柔軟に対応し相互支援が出来るようにマルチスキル化を図る」その為に兵庫新神戸ビル(リモサポ)と大阪八尾ビル(オフサポ)との間で「交換留学」を実施している

【組合】オフサポ業務の技能習得で研修が実施されているが、片道2時間を使ってまで行く内容となっていない

【会社】2日間の研修カリキュラムの目的は@スキルアップAコミュニケーションを図るために実施している

【組合】参加した社員はまともな研修もなくコミュニケーションなど一切なかったと言っている

【会社】研修は全員参加を目的としている

【組合】社員の中には個別事情があり参加できない人もいる、研修方法を変更するなど柔軟に対応すべきだ

【会社】個別事情がある社員は上長へ申し出てもらえれば対応する。 
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  2023年原水爆禁止国民平和大行進 

   
   
  ■兵庫から広島へ 
   
   7月10日9時15分、JR六甲道駅を約100人の行進がスタートしました。
 心配した雨も中休み。

 灘区水道筋商店街では、多くの市民から出迎えられカンパをしてくれる人や拍手で行進を後押し元気が湧きました。

 久本神戸市長が関西学院大学に売却しようとしている市民の憩いの王子公園で幼稚園児が可愛い歌で歓迎してくれました。
 広島めざし前進あるのみ。(兵庫支部 増田 二郎) 
   
 
  通し行進の人、兵庫通し行進の人達など、左が増田委員長 
   
  ■広島( 尾道) 
   
   7月28日、尾道市役所前で国民平和大行進の出発式を行いました。

 平谷尾道市長のメッセージを市民生活部長が代読。

 「非核平和都市宣言をしている尾道市として核兵器のない世界の実現に向けて、国内外に広く広島と長崎の声を発信していく必要がある」と激励しました。

 行進団は「核兵器禁止条約を批准せよ!」とアピールしながら尾道新浜港まで行進しました。(広島OB 清水 康幸) 
   
 
  市役所前の出発式で市長のメッセージが読み上げられました
   
  ■平和公園で終結集会 
   
   8月4日、11時を過ぎると平和公園に全国各コースからの行進者たちが続々と集まってきました。

 東京→広島コースの村上さん、富山→広島コースの山内さん、通し行進者のあいさつ後は各自治体の首長・議長などから集めたペナントを参加者全員で持ち上げる圧巻のピースアピールを行いました。

 組合旗を掲げ、広島支部OBの八木さんとアピールしました。(執行委員大村美恵)
   
 
  OBの八木素栄子さん(右手前)と大村美恵執行委員(中央) 
   
   
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   私は1938年東京池袋で生まれました。
 3歳で父が亡くなり、1年おきに姉と兄が続き、働き手の3人を結核で失いました。

 戦争が激しくなり、3つ上の兄は長野へ集団疎開。7歳の私は行ったことも無い横浜の親戚へ縁故疎開しました。

 4月には空襲で東京の家が焼かれ、母たちも横浜の別の家に身を寄せました。

 戦後、これがあるから大丈夫と言われていた貯金が紙屑同様となり、5年生からは食事をさせてもらうために、休みは総て子守りをしました。

 毎年子どもが生れていたので夏休みも一日も帰れず、中学卒業まで続きました。

 中学卒業の3月から会社で働き、翌年から夜学に通い、卒業した1958年に電電公社へ入り、電話交換手となりました。

 高校のサークルで経済学等を少しかじったこともあり、入社後すぐに組合活動にも参加。

 そのためか私だけ宿直勤務から外されました。
戦争はすべてを狂わせます。

 直接戦火を潜らなくても暮らしに大きな影響を及ぼし、子どもも被害を受けます。

 憲法9条のある国で軍事費が世界のトップクラスなんて許せません。

 私は長年平和に繋がる道を歩いてきました。
これからもこの道を行くつもりです。 
   
   
  情案全面委託化抗議の門前集会にて=神奈川支店前、1998年3月31日
   
第68回はたらく女性の中央集会イン長野に参加しよう 

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   第68回はたらく女性の中央集会イン長野が10月7日(土)、8日(日)に開催されます。

 7日の全体会はジャーナリストの青木理さんと全労連議長の小畑雅子さんの対談が行われ、8日の第2分科会はJMIU丸子警報器賃金差別裁判の原告が特別報告を行います。

 オプションで、無言館ツアーなども企画されています。

 オンラインでの参加も可能です。

 お申し込みは通信本部へメールなどでお願いします。
   
   
   
   
   
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フクちゃん コウちゃん
  第回 byけいこ

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