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「経営悪化」認められない
企業年金裁判7・17東京高裁
「利益の株主優先」経営姿勢を批判 |
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7月9日、東京高等裁判所(宮崎公男裁判長)は、NTTが「NTTグループの企業年金の減額申請を却下」の取り消しを求め、国(厚生労働大臣)を相手に訴えていた控訴審で、NTTの控訴を全て棄却する判決を言渡しました。昨年10月東京地方裁判所で、NTTグループ67社の訴えを退けた「NTTの経営状況が悪化したものとは到底認められない」とした判決を支持したものです。安易な減額を認めないという初の司法判断は、受給者の年金を守っただけでなく、各方面に影響を与えています。 |
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勝利を喜ぶ裁判参加者と傍聴者 |
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NTTは経営姿勢を改め給付率を元に戻せ |
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企業年金減額を認めず |
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NTTグループは、14万人に支給されている企業年金について、経営悪化を理由に減額を厚生労働省に申請。同省が却下したことからNTT側が却下取り消しを求め、2006年5月に提訴しました。
昨年10月、東京地裁判決は@企業の自主性や多数派組合との合意があっても受給者の権利は守られるものAキャッシュバランス制度は、年金が減額されることは明らかB受給者の年金は生活の一部になっているCNTT東西は年間1千億円の利益、600億円の株主配当をしていて「経営が悪化した」とは到底認められない、と断じました。
東京高裁は、この判決を全面的に支持し、加えてNTTの「利益を配当に充てることを優先すべきである」との主張を断じ、年金減額の犠牲に利益配当を優先する経営姿勢を厳しく批判しました。 |
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推進の労使は反省を |
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NTT労組は、判決後「労使の自主的取り組みが理解されなかったことは残念」とコメント。NTTの上告を支持する態度を表明しています。そもそも労使一体ですすめた11万人リストラが加入者を激減させたのです。NTTとNTT労組は、リストラ推進の姿勢を改め、加入者と受給者の年金を守る立場に経つことが求められています。 |
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「50歳定年制」をやめ、加入者の給付利率を元に |
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勝利報告を聞く参加者 |
NTTグループ会社は、08年3月末決算で1兆3223億円(税引前利益)の莫大な利益を上げている優良企業であり、企業年金減額などしなければならない財務状況ではありません。「利益の最大化」の経営方針は、直ちに改めることが求められています。そのためには、「50歳退職・賃下げ再雇用」制度を直ちに辞めることです。そして、現加入者の利率を2004年3月時点に戻すことです。 |
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みんなで長生き、みんなで勝利(報告集会から) |
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報告集会で発言する小部弁護士 |
100人を越す報告集会で、小部弁護士は「予定通りの勝利でしたが、NTTは必ず最高裁へ上告するでしょう。最高裁は長い闘いになりますが、その間は年金が減らないし、1審、2審の判決を見ても負ける要素はない。今回の判決で、NTTの勝手な法解釈が駄目とされたので、NTTがどのように控訴(理由)をするのかを注目したい。いずれにしても最高裁では実質審議がないので、運動としても最高裁宛に手紙を出すくらいしかありませんが、皆さんも長生きして年金をしっかり貰いましょう」とユーモアも交えた報告がありました。
全国連絡会も声明を出し、また長崎のOBから「ありがとうございました。昔の仲間からもお礼をのべられました」とメールが届きました。 |
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非正規労働者も共に闘おう
団体交渉で派遣組合員の雇用継続を守る |
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東四国(徳島)116センタで働く派遣労働者の土橋組合員は、「中期経営改革」リストラによる116業務の委託化を前に団体交渉で継続雇用を要求して会社側にその確約をさせました。短期の派遣や有期雇用で不安定な労働を強いられている非正規雇用の労働者が、通信労組に加入し団体交渉で継続雇用の約束をさせたことは大きな成果です。
NTT西日本は、地域会社に丸投委託していた116業務や故障修理業務を、7月1日からマーケティングアクト社やホームテクノ社(新設会社)に委託替えする業務再編(「中期経営改革」)リストラを強行しました。それに伴って、これまで派遣労働者を116職場に供給していたマーケティングアクト社は、一変して116業務の受託会社となって、派遣労働者を有期雇用に雇用替してその業務を行うこととなりました。
こうした派遣から有期雇用への切り替えは、正社員の常用代替として行われてきた違法派遣への批判をかわすために行われたもので、正社員化を逃れるための卑怯な脱法行為です。労働者派遣法の抜本改正が求められている中での、NTT西日本のこうしたリストラは容認できるものではありません。
現在、派遣や有期雇用の非正規雇用労働者が、劣悪な労働条件の改善を求めて通信労組に加入する動きが各地で広がっています。通信労組は、格差の根源となっている派遣やパート制度の抜本的な見直しを前進させるために、非正規雇用労働者の組合加入を広く訴えています。 |
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新組合員の声 モ〜だまっていられない!!
仕事に誇りを持つためにも |
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大阪支部 |
長元 淳さん |
昨年の12月、長年慣れ親しんだ職場を去る決意をしたのは、50歳退職再雇用の選択で今後の人生設計が大きく変わるため、家族とも十分相談し満了型を選択しました。大幅な賃金ダウン、広域移動、どちらも到底納得し選択できるものではありませんでした。
会社との面談で地域会社の将来像や大量退職の対応など責任ある回答を求めましたが、期待できるものではなく誠意なき回答に愕然としました。現在の職場は設備系の仕事で自宅通勤ですが、長距離通勤や単身赴任を強いられている現状を目の当たりにし、改めて雇用選択制度の問題点を感じました。将来「どこでどんな仕事」にも不安もあり、雇用選択制度に真っ向から反対する通信労組に加入し、安定した生活と仕事に誇りを持てる将来を目指し頑張ります。 |
あなたも通信労組へ |
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第53回電通のうたごえ祭典in金沢 |
ひとつの空を見上げて |
●日時 |
9月21日(日) |
●場所 |
石川県文教会館ホール |
●会費 |
2000円 |
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鳴動 |
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富山に通信労組が設立されていない時、富山市公会堂で合唱組曲「母の樹」のコンサートを成功させました。高校の音楽教師で、ソリストとして出演した大成勝代さんのマイク無しで客席に響き渡る澄んだ声に、声楽家とはこんなにすばらしい音を発声するのかと感動しました▼その大成さんが「浜に立つ女たち」と題した本を出版しました。米騒動から90年になる今年、その後の女性を題材にし、「3銭学校」の章は当時豆腐1丁5銭の時代に、一日「3銭」で子供をあずかる保育園の設立の話です。当時の生活や女性たちの情熱が伝わってきます▼米騒動は米の値段が高騰し、買えなくなる状況で、1918年7月23日に魚津の浜で、米を船積みしていた最中に女性たちが集まり、騒いで船積みをやめさせた事件です。その後全国に広がり、日本の歴史で初めて民衆の力で内閣を総辞職させました▼20数年前、当時の米蔵が残る海岸線に魚津革新懇の有志で、詩人高島順吾氏が「米騒動発祥の地」と記した15p幅の角柱を建てました。現在米蔵には米騒動を伝えた新聞のコピーも張られています。▼春、魚津では「竜宮城」の使いと呼ばれる蛍烏賊がとれ、運がよければ蜃気楼が、米蔵の後ろからも見れます。(正) |
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NTT西日本ホームテクノ交渉団立ち上げ
通信事業の責任放棄 労働者の使い捨て許すな |
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NTTグループ仲間の集い2日目の6月22日、「憲法をめぐる情勢と九条の会の課題」と題して、「九条の会」小森陽一事務局長が講演をしました。「九条の会」発足以後、全国的な広がりと、草の根の活動の前進が世論を変え、改憲派を押し返した。また自民党新憲法草案の憲法9条2項の削除の狙いや、国連憲章に基づく「自衛権」について述べ、今後の世論を「(九条を)変えてはならない」ものにするための奮闘を呼びかけました。 |
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7月8日結成されたホームテクノ関西交渉団 |
委託化・拠点集約施策は本来事業の丸投げで、事業法無視、経営責任の放棄と言うほかはありません。職場では、再編施策に、「勝手に会社を作ったり無くしたり、NTTはムチャクチャだ」「社員は渡り鳥ではないぞ」「わずか6年で3度も会社が替わるのか」といった怒りや、「あと半年で60歳。10年も離れてきた仕事に自信もないし不安だ」と嘆き、「業務持込みのイメージでイエスもノーもなく」意向把握を十分にされない出向を批判しています。
仕事の重要な担い手である、非正規雇用労働者の処遇も、「専ら派遣」といわれる実態を改善せず、1〜2ヵ月という短期間の雇用契約や、極端な低賃金の不安定なままです。
「中期経営改革」に対応した施策で多くの地域会社では、更なる業務集約で拠点やデポジットが縮小され、保守範囲の広域化でサービスの低下と労働条件の悪化が進み、「地元で今まで通りの仕事ができる」という約束が反故にされています。情報通信の利便性を活用すれば、無理な集約など必要がありません。地元に業務と雇用を保証することができます。
通信労組は、西日本各会社との間で団体交渉権を確立しています。見直し後における様々な職場問題について、皆さんの声・要求をお寄せください。宣伝や団体交渉の実施などで、要求実現に向けて皆さんと共に奮闘していきます。 |
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情報の共有と集中を確認
女性部代表会議 |
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集いでの女性代表者会議の参加者 |
第3回通信労組支部女性代表者会議は6月20日〜21日、12支部と本部武田清春書記長の参加で開催しました。武田書記長が「当面の情勢とたたかい」を報告し、菅原淳子女性部長から前回の代表者会議以降の取り組みを報告し、職場の状況やたたかいを交流しました。
事前に報告があった各職場の状況を資料として配布され、さらに内容を深めた、職場の実態が報告されました。フリートークで各職場の問題や女性部の役割、団結などの認識を深めました。
今後、女性部として@職場の状況、成果主義など職場の実態など労働者の「声」を集めA労連や、自分のまわりの人にNTTのひどさを自分の言葉で訴えよう。Bそしてそれらを本部女性部に集中しようと申し合わせを行いました。
参加した人から寄せられた感想には、「じっくり話せてよかった」「集まって話せ、元気と勇気をもらった」「日常的な活動や情報をメールなどで交換しよう」「全国の状況がわかってよかった」など、集約で退職する人が多かったり、派遣社員が多いなどの困難はあるものの、今後の活動に向かって元気あふれる内容でした。 |
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提言
通信労組運動の飛躍で第33回大会を迎えよう |
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通信労組は、第33回定期全国大会を8月30日〜31日、京都で開催します。大会を取り巻く情勢の特徴は、1年あまりの内に総選挙が確実にあることで、その争点は@大企業の国際競争力強化を最優先したコスト削減と、消費税増税など貧困と格差をさらに拡大する政治の継続か、社会保障や働くルールを労働者・国民生活本位に改める政治か、Aアメリカの軍事戦略に追従して戦争する国に突き進む政治か、憲法の平和原則擁護の政治かが問われることになると思われます。
NTTをはじめ、大企業の横暴は、労働者いじめ、下請けいじめを繰り返し、税負担の軽減を求め、非正規雇用労働者を急増させ、格差と貧困を拡大してきました。最低賃金の確立や雇用保障、社会保障の充実、労働時間の規制強化など、人間らしく働くルール確立の運動強化が重要です。自民、公明、民主の議員も参加している「新憲法制定議員連盟」は草の根からの改憲反対運動に対抗して、改憲を草の根から強めるとしています。戦争をしない、戦争に参加しない日本をめざす攻勢的な運動が求められています。また、貧困解消を求める運動や労働者を使い捨てにする企業を告発するたたかいに共感が広がっています。政府・財界は「全員参加型社会」やワーク・ライフ・バランスなどを強調し、女性と高齢者、ニート、外国人などに焦点を置いた雇用施策を強めていますが、非正規雇用労働者との要求実現の共同を強め、均等待遇・正規化・労働条件改善をめざす運動の強化と組織拡大の運動につなげることが必要です。
今、後期高齢者医療制度、雇用問題、農業と食料、環境問題など、自公政権の悪政による深刻な事態が進行し、あらゆる分野でその是正と見直しを求める国民共同が広がっています。この絶好のチャンスを生かし、組織拡大の新たな流れのなかで大会を迎え、通信労組運動の飛躍を勝ち取りましょう。 |
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守ろう心の健康 イキイキと働き続けるために!
”ケチな飲み屋”に注意 - メンタルヘルス入門IN大阪 |
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産業カウンセラー・大槻久美子さん |
7月24日、産業カウンセラーの大槻久美子さんを講師に、大阪支部主催の「職場のメンタルヘルス入門」学習会が開催されました。
「守ろう心の健康」「イキイキと働き続けるために」の副題で、「けちな飲み屋(注)」という「メンタルヘルス対策」へのサインを教えて下さいました。
また、自殺者の7割がうつ病が原因であり、悩みを聞いてあげるだけでも重要な役割であること。うつ病は誰でもなりうる病気であること。ストレスの基礎知識、相手を尊重し注意深く話を聴くコミュニケーションの大切さ。さらに、職場復帰の際には「ほめてあげる」事が重要なポイントであることなどについて話されました。 |
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[注] |
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け |
: |
欠勤 |
ち |
: |
遅刻、早退 |
な |
: |
泣き言を言う |
の |
: |
能率、効率の低下 |
み |
: |
ミス・事故 |
や |
: |
やめたいと言い出す |
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シリーズ 憲法9条をまもろう H
3万人の思いを力に
原子力空母の配備を許すな7・13全国集会 |
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たいへんな猛暑のなか、全国各地から3万人を超える人びとが参加し、7・13大集会は、原子力空母配備に反対する最大規模の集会として成功しました。「原子力空母来るな!」の国民的意思を示す場となるとともに、米軍基地の再編・強化とたたかう全国の仲間を大きく励ましました。
全労連の坂内議長の力強いあいさつではじまり、共産党の志位委員長、イラク派兵訴訟の会の池住代表、岩国有志議員の会の重岡市議、「住民投票を成功させる会」の呉東共同代表をはじめ、全国の仲間が熱いメッセージを伝えました。
「大集会に参加して勇気をもらった」「こんなに多くの人が全国から参加してくれた。本当に励まされた」(横須賀市の男性)。デモが終結したのは、午後4時半でした。7・13の成功を新たな出発点に、それぞれの地域、職場でのたたかいに、がんばりましょう。 |
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(実行委員会ニュースより抜粋) |
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日本経済を壊した「構造改革」路線
NTTで働く仲間のつどいから
山下唯志さん記念講演 |
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山下さんは「日本政治のいきづまり」はアメリカ言いなり政治の到達点であり、「構造改革」「規制緩和」路線が、貧困と格差の広がりをもたらし、その中心点にNTTがあったとして講演しました。 |
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「構造改革」は何を生み出したか |
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山下唯志さん |
1980年代「臨調行革」の民営化の背景には、アメリカ中心の輸出が行きづまり、日米貿易摩擦により、アメリカの要求である日本への進出と、日本財界の海外進出、賃金抑制の要求から、「もっと儲かる仕組み」として共同作戦で推し進められた。その後「小さな政府」「規制緩和」の名のもと、430兆円ともいわれる公共事業の推進や、法人税の引き下げなどで、外国から資本参加がしやすいような仕組みが作られ、外国資本と日本財界の要求である株価の維持や、株主配当の確保が保障されるように、リストラ・低賃金・派遣労働の規制緩和が実施された。
NTTでは「接続料金」問題として現れたことを、政府資料などにもとづき、解明しました。 |
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日本経済の崩壊 |
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バブル時期を上回る経常利益の増大はあるが、従業員の賃金は横ばいであり、役員報酬や、株主配当は増やしている実態を、経常利益と賃金・生産性と賃金の表で比較しながら、「企業が儲かれば家計に還元」が崩れている現状を(表1)、非製造業の横ばいの利益から分析しました。「構造改革・規制緩和」路線がもたらしたものは、リストラや貧困と格差の広がりで日本経済が壊れたと説明しました。 |
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株価のささえが課題 |
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NTT持株会社においては、外国法人の要求であった、NTT株価の維持に応えるために、政府放出株の値崩れを支える自社株買い(商法の改正で可能に)をドコモの株売却でまかない、ドコモも自社株買いで、それを支えました。またNTTの利益の源泉と配当金確保は、NTT東西からの吸い上げで行い、それらはリストラでのコスト削減による人件費減額と同等であることを分析しました。
NTTリストラとの闘いは、構造改革路線との闘いの象徴であり、アメリカと大企業の日本経済支配の強まりは、国民の意識の中に誰と闘うのかを鮮明にした反映であると結びました。 |
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国民のための情報通信と労働者の生活・権利の向上を
山田忍委員長講演 |
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山田忍通信労組委員長は、今年2月に本部が政策としてまとめ、論議を呼びかけた「国民のための情報通信をめざして」(1次案・副題 情報通信をめぐる現状とそのあり方について)の説明と解説をかねて講演しました。
通信労組の基本的考え方は、情報通信は技術が進歩し、その利用形態が多様化すればするほど、国民がその恩恵を公平に享受できるものでなければないと考えています。しかし現実は、政府の情報通信政策であるE-japan戦略やNTTの経営形態、米国やメガキャリアの意に従う競争政策での歴史的な経緯、ユニバーサルサービスとせず、ユ二バーサルの放棄など、基本的な方向を確立していない現状を述べました。
今後の課題として、NTTの中期経営計画(事業者まかせ)では、NGNへの移行は6千万加入者のうち2千万を光加入にすること。固定電話についての方針は2010年以降としていること。頻発する光通信網の対策、公衆電話・緊急通報の確保を保障すること。NTTの経営形態を、公的・一元的な運営体制とすること。全ての通信業者が通信に責任を持つこと。また固定電話網の維持・運用や自治体資産のネットワークの活用と設備の統一化などを検討されるとしています。
今後の、グループ労働者の生活と権利の向上をめざして運動を進めるために通信労組は、「利潤」追求のみを求め、委託化や集約を進める際限のないNTTリストラに対して、派遣・請負・出向社員・社員の混在する職場で、賃金や労働条件がバラバラのなか、要求で団結してたたかう運動の構築を作り上げる。そのためのも労働相談の充実も求められていると述べました。 |
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シリーズ 人 十人十色 N
うたごえ祭典参加、たのんま〜す |
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近松和雄さん |
NTT西日本金沢支店ソリューション営業部
ソリューション企画担当
通信労組北陸支部書記長 |
昭和46年金沢電話局に線路職で入社しました。電話の取り付けやケーブル故障修理。現在、ハウジング業務及び営業の仕事をしています。入社以来、金沢の地で働いています。
10数年前から米作りを始め自分でも不思議なくらい熱が入っています。朝の4時半起きも苦になりません。50歳「雇用選択」時にはNTTに残る選択をしましたが、農業が出来なくなるかもしれないと大変不安でした。仲間の闘いと、父の介護があり、地元に残ることができました。
現在、第53回電通のうたごえ全国祭典IN金沢の事務局長をしています。多くの仲間が広域配転され、北陸も例外ではありません。「うたごえ」の力で、NTTの人権無視の反社会的な行為を広く知らせ、仲間が家族と暮らせるように。祭典の成功がその力になることを確信して頑張っています。みなさん是非9月20日〜21日金沢に来てください。たのんま〜す。 |
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最近のとりくみ・動き |
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勇気と感動もらった第54回日本母親大会 |
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裏方さんと記念写真 |
7月26〜27日、猛暑の中、名古屋市内で第54回日本母親大会が開催され、延べ15、000人の参加でした。OBのご協力もあり、18人で、全体会の始まる9時開場にあわせ、8時前からの行動で、署名、宣伝行動、カンパの訴えを行いました。1、000枚以上のチラシをまききり、署名を集計したら、651筆、カンパ5、160円でした。記念講演『憲法を力に未来をきりひらく』の渡部治さんのお話に勇気づけられた大会でした。 |
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(愛知・大村) |
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4つのテーマで学習 平野「新入組合員教室」 |
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新入組合員教室の開催 |
大阪・平野分会で、昼休み時間を活用し「新入組合員教室」が開かれています。教室は4回に分け@「労働組合とは」A「通信労組結成の意義」B「結成後のたたかい」C「共済制度」の4つのテーマでの講義です。「職場活動の手引き」も配布され、「主人公は組合員」の精神でひとり一人を大切にし、「これこそ労働組合なんだ」と学習を深めています。短い時間ですが、人間関係も深めて、これから働きやすい職場作りに頑張れるよう決意しています。 |
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プロボウラー結集 東京支部ボウリング大会 |
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みんなでカンパーイ |
夏の暑さを吹き飛ばそうと、池袋に13人が結集し、東京支部書記長岡田氏の始球式で幕は開きました。開始早々、10本のピンを一掃する者、両脇の溝を一掃する者、「昔とった杵柄」で格好だけはみんな「矢島」「律子さん」なみのプロボウラー。場所を変えての表彰式、喉を潤しながら「にわかプロボウラー」が酒飲みに変わっていく姿は流石。司会の冨田さんの「第一位は、岡田さん」の声を聞いて「始球式で終わってすぐ飲み会でもよかったのでは?」の声も。 |
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平和行進リレー日誌 汗・汗・汗、平和の願いゴール |
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5/6→8/4 東京〜広島コース |
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なくそう原水爆 平和訴え50年 |
【6月24日(火)曇り】 |
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昨年の大雨と変わって、今年はうす曇り。アコーディオンを弾いて行進。(青木) |
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はじめて、中2時間年休で参加。向日市役所では、情案の先輩が司会をされていました。あんまり暑くなくってよかった〜。(岸本)(山本・辰巳・宮本・柴山・牧・早川) |
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【7月1日(火)快晴】 |
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気温も高くなくさわやかで梅雨休み。(藤井寺までは大阪勢・午後は東海勢(岐阜×2・愛知×2・静岡×1) |
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【7月4日(金)】 |
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気温が30度を超え、定年の前後の労働者にはこたえます。午前(大野・馬場・山崎・仲尾・佐々木・鎌田・沢ノ井・久井・堅田)午後(田畑・日野・久井) |
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【7月5日(土)晴れ】 |
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とにかく暑い。ビールがうまいと思う。午前(藤本・太田)午後(新居・御池) |
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【7月7日(月)】 |
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定年退職後毎年参加してきました、広島出身、親族を原爆で失った私は毎年参加せずには居れません。来年も元気に参加できますように(森田)(吉見・矢野・碓井・平井・中林) |
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【7月8日(火)】 |
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雨が降ったりやんだり、蒸し暑くて大変、夜の交流会のバーベキューが待ちどうしい(横の声)その通り!(富本、多胡、岩郷、米田、土井、梶原、高森、越智・河南) |
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【7月9日(水)】 |
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今日も暑い、でも今の平和を満喫しています。(播田・石田・斉藤・金光・藤江) |
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【7月10日(木)】 |
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何とか二人参加、非核神戸方式は世界の誇りです。(田中・佃) |
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【7月11日(金)】 |
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すごく蒸し暑い、でも明石海峡からの海風が心地よい、今日は一人だけの参加だ少し寂しい…。あれ?なにやら聞いたことのあるアナウンスの声、先導車のアナウンスは、ひょっとして情案の倉田さんでは!?やっぱり倉田さんだうれしい、あれ!?椿野さん夫婦も歩いてる、一人じゃなかった。(海妻) |
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【7月12日(土)】 |
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蒸し暑い天気ではありましたが、みんな元気に歩きました。休憩時、冷たいお茶が嬉しかったです。(播田・石田・越智・土井・斉藤・足立・高森) |
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【7月13日(日) |
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朝から暑い。タオルを忘れた〜。しかし、頑張る、世界に平和を!(福江) |
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【7月16日(水)】 |
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OB主体の6名参加。暑い日照りの中、峠越え2回の難コース。岡山へ無事旗のリレーができました。(本岡・宮永・中・前川・正垣・森谷) |
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兵庫から岡山へ |
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日差しのきつい中、さわやかな海風が吹いて、今年は順調に行進。労山の仲間に励まされながら、今年も引き継ぎできました。(佐藤) |
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広島終結集会にて |
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慰霊碑から望む原爆ドーム |
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外国代表も参加 |
朝雨が降って、例年より涼しく感じた8月4日、広島県安芸郡府中町役場前で出発式がありました。公園に旗が並べてあるのに、通信労組の旗が見当たりません。手作りの旗ざおと一緒に、大事に箱に入っていました。
平和公園で、栗栖さん、田村さん、中尾さんと合流して、終結集会に参加しました。海外からの代表もみえ、原水禁の代表者の挨拶や通し行進の方たちの挨拶があり、慰霊碑にペナントを供えてお参りをしました。
平和公園から原水禁世界大会会場まで1万歩行進に参加しましたが、のろのろ行進でどっと疲れました。 |
(広島・八木) |
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読者からのお便り |
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組織の力を確信り
大阪・入江政則 |
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連続D評価を受けていましたが、通信労組に加入し、会社の中庭や地下鉄駅前での宣伝活動及び大阪労働局への斡旋申請等により今回はやっとC評価を得ることが出来ました。やはり組織の力だと確信しています。 |
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熱中症に気をつけて
大阪・岸本満栄 |
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毎日暑いですね。この厳しい暑さの中、汗をふきふき外販とアンケート調査しています。 |
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NTT年金裁判勝利ばんざい!
長崎・福岡洋一、佐藤、高橋 |
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東京高裁がNTTの企業年金減額を認めぬ判決を下したこと。私たち14万人の年金を守る戦いで、通信労組の息の長い奮闘による勝利と、心より敬意とお喜びを申し上げます。昔の仲間からもお礼をのべられました。今後ともよろしくお願いします。 |
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安心して働ける社会を
北海道・玉置博之 |
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通信労組新聞7月号。NTTの顔となっている116では、客に迷惑かけながら、労働者に対しては物扱い。「話が違う」の連続で「安心して働けない」「誇りを持って働けない」我慢できず通信労組加盟を決意した佐藤さんにNTT労組は「考え直さないか」日本最大の公共通信事業に2割の外国資本を入れ、子会社を締め上げ、労働者使い捨て人件費削減、ひたすら利潤追求。いま、若年労働者の間で「蟹工船」が読まれているそうです。労働者の誇り胸に働く通信労組の皆さんに敬意と期待を込めて。 |
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価格急騰で大赤字!
広島・栗本慣之 |
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ガソリン価格が急激に高騰し、自動車通勤の私は大赤字です。自動車通勤費の見直し(増額)頼む。 |
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農作業にいやされて
北海道・水野 浩 |
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1000平方米程の畑に25種類ほどの種を蒔き、自給自足まがいの毎日です。今年は、堆肥も入れ、本格的(?)営農。エンドウ、大根、芋、きゅうり…。毎日収穫でき、無農薬で安心。お陰で食卓も賑やか…。腹の立つ世の中を農作業は一時忘れさせてくれる。4月に身障1級のための後期高齢者医療制度に組み込まれ、不服審査で訴中。「通信労組」のがんばりに励まされつつがんばります。 |
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