「お便りにゅうす」第15号(晩秋号)
NTTリストラを許さない家族の会
『お便りにゅうす』(第15号)晩秋号
2007年11月26日
 
全国はひとつ、各地の裁判へご支援を!
 来年2/20 松山裁判ようやく判決へ
  校正判決を求める要請ハガキにご協力下さい
 
労働者を人間として尊重することを求めた裁判
家族の会世話人 石田富美子
 松山裁判は、九月二六日にようやく結審を迎えました。最終口頭弁論は、判決日の言い渡しのみで三分たらずの短い時間で終わりましたが、この日の為に地元はもちろんのこと、各地から多くの支援の皆さんが駆けつけてくれたことに感謝致します。本当にありがとうございました。判決は来年二月二〇日午後一時一〇分で、通常こんなに時間を要するのは珍しいということですが、裁判長が時間をかけて裁判記録を丁寧に認否してくれることを期待したいと思っています。
 裁判日夕方の決起集会では、裁判を支援する会会長で精神科医の金澤彰先生が、メンタルヘルスの問題から本裁判の意義を参加者に訴えてくれました。
 金澤先生は、技術職から営業職への配置転換などによる仕事上のストレスは、人間の尊厳を傷つけられていくことであること、NTTなど大企業は、会社として自殺予防やメンタルヘルスを推進しながら、実際は労働者に対し精神衛生上逆のことをやって、自分で自分の首をしめていると批判しました。
 そして、このリストラ裁判は、NTTの労働者を人間として尊重しなさいよという裁判であり、そのことは人間らしい生活をしていくこと、家庭の平和を求めていくことであると述べました。
 このたたかいはそういう意味で、本当に人間として必要不可欠な家族生活そのものを守るという、絶対負けられない裁判であると思います。
 今後は判決に向けて公正判決を求める要請ハガキを全国的に取り組んで、裁判所に全国から注目されている大切な裁判であることを伝えて行く必要があります。
 全国の皆さん、最後までご支援をよろしくお願い致します。
 
静岡裁判 いよいよ証人尋問 たたかいはこれから
静岡原告 石川津由子
勝利に向けて頑張る静岡原告の鈴木
さん、岡本さん、石川さん(写真右より)
 全国のみなさま たいへんお世話になっております。
 静岡では昨年の五月までは順調に裁判が進行し双方から証人申請も行い、証人の一部決定もされました。そんな中、七月、新たな会社施策により鈴木秀雄さん岡本順一郎さんがマーケティング営業の京都センターへ再配転され、仕事内容も勤務先も変わることになりました。鈴木さんは単身赴任がさらに延び、岡本さんまでもが単身赴任を強いられることになりました。私が地元・静岡市内の事業所への配転を受けたこともあり、裁判所へ三人の請求内容の変更を提出しました。その後、半年もたたずに鈴木さん・岡本さんがまたマーケティング営業の名古屋センターへ再々配転。また、二人の勤務先が変わることになったので二人の請求内容の変更を提出。こんな状況が続き昨年の五月から弁論準備は数回にわたり開かれていたのですが、口頭弁論は開かれず、ここまできてしまい、全国のしんがりをつとめることになってしまったのです。
 一〇月一二日、いよいよ証人尋問の口頭弁論が始まり、原告・会社双方申請の中山進氏(構造改革当時、西日本会社人事部第一人事部門長・元静岡支店長)と松浦通信労組静岡支部執行委員長の尋問が行われました。一一月三〇日には会社側の北村氏(マーケティング営業名古屋センター長)、原告石川、一月一八日には原告鈴木・岡本の証人尋問とこれからの口頭弁論日程も決まっています。
 弁護団も若さいっぱいの新たな布陣になり、この夏には弁護団・原告・通信労組が一緒になり二回の合宿を行い、この口頭弁論への体制作りをしてきました。他の地裁が進行では一歩も二歩もすすんでいます。静岡は「さて、どん尻にひかえしは・・・」ということでたたかいはここからまだまだ正念場です。最後に全国が「あっと・・」驚くような勝利判決をめざそう、ということで弁護団・支援共闘会議・通信労組・原告が一体になってがんばっているところです。これからも物心両面でのご支援をよろしくお願いします。
 
今NTTで派遣社員は
  NTT企業の社会的責任を果たして!
 
   徳島116センタ 前田里枝さん
    6年間派遣社員として働いたうえに突然の雇い止め
 東四国(徳島)一一六センタで六年間も派遣社員として働いてきた前田里枝さんに対し、マーケティングアクト社は九月末での雇用止めを通知してきましたが、前田さんはただちに通信労組と共に徳島労働局へ「労働者派遣法」違反であることを訴え、救済斡旋を申し立ててたたかっています。
 「家族の会」も派遣先・派遣元NTTグループ会社に対して抗議ファックス等を送り、前田さんの雇い止めをただちに撤回するよう抗議しました。全国のみなさん!NTTの職場で今起こっていることを注視して支援の輪を広げて下さい!
(家族の会世話人 野中 紀子)
 
皆さんの応援が心の支え
徳島 前田里枝
 東四国一一六センタというNTTで一番主要で、同時に一番過酷な職場で六年間も辛抱し働いてきて、突然会社から雇い止めにあい、理由を尋ねても「売り上げが悪いので派遣先NTT西日本‐四国から契約更新しないと言われたから」、雇止理由証明書を要求しても「契約満了なので解雇ではなく証明書は出せない」と派遣元NTTマーケティングアクトは口頭で答えただけで、明らかに正当な理由のない雇い止めに該当し、派遣先が派遣労働者を選別してはならないという労働者派遣法違反です。
私の勤続が三年経過した時点で、派遣先での直接雇用が義務付けられているのにもかかわらず、直接雇用の申込みもなく、これもまた労働者派遣法違反です。
 NTTの行っている五〇歳退職・賃下げ再雇用制度も、主要業務を派遣社員でほとんど賄い、都合良く働かせて都合良く首を切ることも、働く者の頑張りに対してインセンティブを支払う成果主義の導入も、全てはNTTが働く者の人権を無視し人件費削減のための巧妙な違法・脱法行為であり、大企業の背信行為に他ならないと確信し、この事実を明白にしようと私は立ち上がりました。
 NTTの不正を明らかにするということは、自分の名前や顔が世間にさらされプライバシーが侵されるという耐え難い苦しみを抱えることです。私一個人が背負うにはあまりに大きすぎ、もう無かったことにして次の職場を探してサッサとやり直そうと、何度も何度も悩み苦しみ、一週間で体重が四sも落ちました。しかし、労働組合の支援に支えられ、一人ではないという思いで、今もあらゆる場で訴え続ける勇気を持続させることが出来ています。
 抗議行動や抗議FAX、ビラ配り、励ましのメールや電話、そしてこの雇い止めの問題に関心を持ち、共に憤りを感じて下さる全ての皆様に心から感謝し、言葉で何千何万と「ありがとう」と伝えても礼を尽くせないほど私の支えになっていることを伝えたいと思います。本当に本当に言葉で伝えきれないほど私の支えになっています。ありがとうございます。これからも応援宜しくお願いします。
 
絵手紙 北海道・吉田みどり
 
全国のNTTリストラ裁判にご支援下さい
札幌高裁 第6回控訴審 11月29日(木) 13:30〜
第7回控訴審 1月24日(木) 13:30〜
東京高裁 第3回控訴審 12月10日(月) 10:00〜
 東京裁判では担当裁判官の不公平、不公正な審理に抗議し裁判官交代を求める裁判官忌避の申立をしましたが、不当にも却下され、従来の裁判官のもと第3回控訴審が開かれます。
大阪高裁 第3回控訴審 11月29日(木) 14:00〜
静岡地裁 第2回証人尋問 11月30日(金) 10:00〜
第3回証人尋問 1月18日(金) 10:00〜
松山地裁 判決言い渡し 2月20日(水) 13:10〜
 
奥村さん過労死裁判(最高裁で現在も審理中です。)
2006年7月20日 札幌高裁:全面勝訴
2006年8月 3日 被告NTTが最高裁へ上告
 
通信労組機関紙コンクールお便りにゅうすが激励賞
 年に4回NTTリストラ裁判原告の家族に向けた便りを届けるというささやかな取組みですが、あせらず、あきらめずをモットーに、今後もリストラ許さないネットワークを少しでも広げていきたいと思います。全国のみなさんからのお便りをお待ちしておりますので、お気軽に原稿をお寄せ下さい。