NTTリストラ東京裁判 第2回控訴審
雇用形態選択そのものが強制
−OS会社組合員が証言−
 
NTTリスラ裁判・東京高裁の第4回控訴審が、1月21日午後1時から行われました。
報告集会
 
 支援者や私たちの運動と裁判官忌避で勝ち取った「やむなく『退職・再雇用』」を選ばざるを得なかった2人のOS会社組合員が始めて証言台に立ちました。  それは、原告らが見せしめ配転と思われていること、会社は「個別事情を聞かず、家庭の事情を斟酌して残した例はない」こと、満了型は「大幅な賃下げよりも耐え難い選択肢である」こと、満了型の具体的な場所・仕事の内容が示されず「退職・再雇用」しか選べないように仕組まれていたこと、仕事も職場もメンバーも変わらないのに賃金だけが下がる理不尽な選択制度は、即刻廃止すべきであること、選択は「自由意志に委ねられていた」とする会社主張がウソであること、雇用形態の選択そのものが不利益の強制であることなど、事実に基づく迫力ある証言で、法廷を圧倒しました。
 この人証をもって「結審」、3月26日午後1時10分「判決」となりました。
 これらの証言など真実をよく見れば「勝利判決」は、間違いないと思われますが、最近の裁判状況から予断は許されません。
 特に東京の判決は、全国に大きな影響を与えることから、「公正な判決を求める要請」署名を緊急に集めるとともに、NTTと裁判所を包囲するなどの世論喚起が必要です。
傍聴者