5万人サポーターの取り組みについて
「NTTリストラ反対5万人サポーター」運動の取り組みについて
2004年10月25日
 
一、  持株会社NTTは、自らの利益の最大化を追求するために、NTT東西会社の電話に関わるすべての業務を地域子会社に全面委託し、社員には「50才退職・賃下げ再雇用」という手法で人件費コストの削減を最大のねらいとして2002年5月に11万人リストラを強行しました。この「50才退職・賃下げ再雇用」は、毎年実施され、実質「50才定年制」として定着させようとしています。そのために「退職」しない社員には、嫌がらせ・見せしめの異職種・広域配転を強行し退職させようとしています。
 もし、NTTで実質「50才定年制」が続けられるなら、NTTグループ労働者の将来や人生設計を狂わし、「60才定年制」を破壊することになります。そして、NTTのこのリストラの手法がまかり通れば、日本の企業がこぞって、コスト削減の手法として用いることは間違いありません。
 全労連は、「NTTリストラ反対のたたかいは、NTT労働者だけの問題ではなく、全労働者の雇用確保、企業の一方的な賃下げは許さないたたかいです。」と、NTTリストラ反対のたたかいを全国闘争の柱に位置付け、闘争本部を設置してたたかっています。
 
二、  通信労組組合員50名は、全労連の大きな支援を受け全国6地裁で果敢にたたかっています。裁判もいよいよ証人調べの本格的な裁判闘争へ入ろうとしています。原告らは、高齢者も多く含まれ、家族の介護や本人の健康問題などが起こり、早期の裁判勝利へとたたかいを進めているところです。そのために、全国大会で向こう2年間の闘争資金を確立することを意思統一したところです。
 
三、  このような状況の中で、NTTリストラの理不尽さ、横暴さを社会的に告発しアピールして、NTTを全国から包囲し運動の発展を図ることにしました。そのために、労働運動としては珍しい運動として、たたかいを支援していただく「サポーター」を5万人組織する運動に打って出ました。
この「サポーター」運動は、第1に、NTTの理不尽なリストラを全国の仲間に知らせ、NTTの違法・脱法のリストラを告発し、自らのたたかいと結合していただいて、共に力を合わせて要求実現のために奮闘すること、第2に、NTTの社会的責任を追及するたたかいを全国の仲間と共に大きく広げるために、第3に、NTTリストラ闘争の支援として一口1000円を支援として出して協力願うことです。
 このたたかいの中で5万人の仲間でNTTを包囲する運動を広げることができれば、私たちの運動は大きく前進します。
 
四、  そのために各支部・組合員は、直ちに、地方労連と相談し、傘下組合に要請を強めて下さい。中央本部は、10月13日〜14日に、次の中央単産にオルグし、すべての単産から「頑張ってほしい。協力の指示を出す」と快く協力を約束していただきました。各単産の名簿は、各地方本部から支部に下ろされますのでよろしくお願いします。
 11月1日から全国一斉の運動を開始し、年末までに目標をやりきりましょう。