NO!改悪 NTT企業年金フラッシュ(No.21)
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No.21 4月25日 |
NTTグループ企業年金改悪反対全国連絡会 |
TEL:03-5355-7931 FAX:03-5355-7930 |
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4月20日午前11時から東京地裁606号法廷で、第4回公判が開かれ、岩崎・林両代表世話人をはじめ静岡、三重、長野、東京、神奈川、埼玉、などから33名が傍聴しました。傍聴席は、統一地方選の後半戦の投票日を控えていたにも拘わらず全員が着席できて満席となりました。春の異動で交替となった、新たな裁判長のもとでテキパキと審議が進められました。 |
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「次回には終結したい」と、裁判長 |
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NTTら原告側から、第2・第3・第4と全部で150ページを超える準備書面が出されており、裁判は冒頭その確認と参加人A及びBグループの準備書面の確認が行われました。 |
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裁判長は、裁判の争点は、@確定給付企業年金法施行規則第5条2号・3号の規定が法違反か否か、ANTT企業年金の減額が規則5条2号3号に該当するか否かであり、次回には終結としたいと表明がありました。また、原告側から出されている文書提出命令の申立て(認可した年金の文書を示せ)については、「その必要はないと思われるが、いずれ判断する」との見解が述べられました。 |
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原告側は次回までに参加人への反論を行いたいと発言し、被告国側は、原告の準備書面についてはまとめて反論したいと発言。参加人小部弁護士は原告準備書面に対して必要と思われるところに反論を行いたいと発言しました。 |
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「傍聴希望者が多いので、広い法廷で開いて欲しい」
全国連絡会代表世話人―岩崎さんが弁護団席で発言 |
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参加人代表・岩崎氏が発言を求め、次回は広い法廷でできないものかと要望しました。参加人弁護士からも、弁護団の席が非常に窮屈であることが話されました。裁判長は「次回は準備書面のやり取りだけとなること、大法廷は予約が困難であり、また、終結も間近と考えていることから、この法廷ですすめさせてほしい」と回答しました。裁判長から「弁護団席にはきちんとアイコンタクトをとりますので」と話されたこともあり、了承しました。 |
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「次回公判 7月6日(金)午後1時30分より」 |
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次回の日程に入り、原告側は準備書面作成に2ヵ月必要と答え、裁判長が原告側に新たな主張はあるのかと問いただしたのに対し、原告側は、これまでの主張に敷衍(ふえん=補足)する主張があると答えていました。 |
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裁判長が6月20日までに準備書面を提出するよう求め、次回は7月6日(金)午後1時30分より606号法廷で行うことが決まりました。 |
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裁判終了後、報告集会 |
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報告する小部・坂両弁護士 |
報告集会には、小部・坂・小木・山内・津田の各弁護士が参加され、小部弁護士から本日の裁判のやり取り内容と参加人が提出した準備書面2の内容の報告がありました。また、NTT側から花見忠(元中央労働委員会会長)の鑑定意見書(労使合意があればよい)が出されており、その主な内容の説明がありました。
小木弁護士は、リストラ東京地裁判決に触れ、「裁判所の基本的流れは、企業の発展のために労働者は犠牲を我慢すべきという傾向にあることを忘れずに運動を進めることが重要である」と強調されました。 |
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事務局よりお願い |
◆次回の裁判の傍聴についてのお願い |
次回は7月6日(金)午後13時30分より606号法廷です
次回で結審した場合、年内にも判決が予想されます。次回裁判は、参院選公示の翌日になりますが、傍聴席をうめつくす傍聴者の確保をお願いします。 |
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岩崎代表世話人談話 |
通信労組の全国大会『8月25日(土)〜27日(月)愛知県犬山市』にあわせて、全国代表者会議を開催し、一審(東京地裁)以降の取り組みについてみなさんと相談したいと考えています。 |