No.64 | 2008.7.10 14:25 |
名前 | 財田 真桜 |
メールアドレス | tcwu@yahoo.co.jp |
タイトル | NTT年金/減額、二審も認めず 「経営悪化といえない」 |
本文 | . (以下引用始め) NTT年金 減額、二審も認めず 「経営悪化といえない」 2008年7月10日(木) 「しんぶん赤旗」 NTTの企業年金減額申請を却下し た国の処分取り消しを求めた訴訟の控 訴審判決が九日、東京高裁(宮崎公男 裁判長)でありました。判決は、NT Tグループ六十七社の訴えを退けた昨 年十月の一審東京地裁判決を支持し、 NTT側の控訴を棄却しました。 NTTグループは、十四万人に支給 されている企業年金について、経営悪 化を理由に減額を厚生労働省に申請。 同省が却下したことからNTT側が却 下取り消しを求め、二〇〇六年五月に 提訴しました。 NTT側は確定給付企業年金法の解 釈と経営の悪化を理由に減額の妥当性 を主張。宮崎裁判長は、「減額もやむ を得ないというほどに経営の状況が悪 化したとは認めがたい」と、NTT側 の主張を退けました。 また、NTT東日本と同西日本が 〇四年と〇五年に約六百億円もの株主 配当を実施した点を指摘。NTTの姿 勢について「つまるところ、計上され た利益を配当に当てることを優先すべ きであるという主張」と批判。「減額 がやむをえないとの要件は満たさない」 とNTT側の主張を退けました。 当事者として同訴訟への参加を申し 立て、認められたNTT企業年金の受 給者五百十七人でつくる「NTTグルー プの企業年金改悪反対全国連絡会」と 「NTT企業年金裁判訴訟参加弁護団」 は同日、東京都内の弁護士会館で報告 集会を開き、百人余が参加。小部正治 弁護士は「日本で二番目に巨額の利益 を上げる黒字企業に“年金改悪をする 理由はありませんよ”と言い切った判 決だ。確定給付企業年金法を純粋に解 釈し、NTTのわがままな主張を退け ることができた」と判決を評価しまし た。 訴訟参加者の島村孜朗(しろう)さん (69)は「NTT在職時は職場差別 の連続だったが、今回の勝利でそれを 覆すことができた。今も働く仲間のた めにも、がんばっていきたい」と決意 を表明。企業年金の減額に反対してた たかう松下電器やKDDI、りそな銀 行の退職者らが発言しました。 (以上引用終わり) −−−−−−−−−−−−−−−−− 「NTTの常識は、世間の非常識。」 −−こんな言葉が、似合うような企業 にどんどんなってきて、関係者として もつらいものがあります。 しかし、あのNTT「リストラ」東 京裁判で企業の立場に全面的にたった 同じ裁判官、宮崎公男裁判長が今度は NTTを完全に負かしたのです。NT Tの肩を持つ道理も理屈もただひとつ さえも見つからなかったということで す。全面勝利です。同じNTTに対し て違う評価をしたのですから、今後の NTT「リストラ」裁判にも大きな影 響があります。 十四万人の受給者の企業年金を守り 家族の生活を守ったのです。そして、 今後支給される新たな受給者の権利を も守ったのです。また、企業年金の減 額に反対してたたかう松下電器やKD DI、りそな銀行などの関係者や、そ の他の国民などにも大きな影響が及ぶ のです。そういう意味では、国民的大 勝利といっても過言ではありません。 しかし、NTTは恥も外聞もなく 99%上告するものと思われます。こ の高裁での勝利を完全にするためには、 法廷が通常開かれない最高裁のたたか いとして、裁判長あてに、受給者など の思いを綴ったラブレターを届けるな どの活動が必要になります。 みなさん! 完全勝利の日まで頑張りましょう! 2008.7.10(木) 財田 真桜 . |
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